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2015

06/18

Thu.

2016招待試合明治大学戦(6.07) 

■第19回伊那市大学ラグビー招待試合
6月7日(日)明治大学戦
■伊那市陸上競技場
■天候: 晴れ
■風: 前半風上
■結果:  D28-33M

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早稲田戦の名古屋に続き、この日もグリーンさんのクルマに便乗し合っての伊那遠征でした。
花園や宝ヶ池、西京極や瑞穂などの競技場とはひと味異なり、伊那は「今年もお邪魔させていただきます。1年ぶりですね、お元気でしたか」と心で呟いてしまうような、里帰りの経験がない人間にとってはどこか嬉しさを伴います。地元の方々の手で作りこまれてきたイベントが、20年近くも続きました。伊那の皆さんにとってはもちろんですが、同志社ファンにとっても伝統ある初夏の風物誌になりましたね。私たちは伊那の皆さんに感謝しなければなりません。本当に有難うございます。

伊那の皆さんへの感謝とは別に、近年、同志社の観戦意欲が薄れ行く自分が確かにいて、そんな自分がお邪魔することに心苦しさを覚えなくはありません。ところが不思議なもので、入り口で伊那の皆さんのご挨拶を受けると、たちまち「ああ、今年も来て良かったな」と思わせられます。ひとりでも多くの人を歓迎したい。輝く笑顔が伝えるお気持ちに、つまらないこだわりが溶かされるからです。

勝手知った競技場に席を占め、正面に美しい山々の遠望し、時折り伊那谷を渡る爽やかな風に吹かれながら、芝に映える高校生たちのプレーを堪能します。そして、変わることのないこのシチュエーションが毎年私をタイムスリップに誘います。ふと思い起こされる過去のゲームの数々が、その時々の友人や自分の心持ちまで蘇らせてくれます。


今季の同志社Aは関大戦、早稲田戦に続き3戦目の観戦です。今春の同志社はディフェンスの安定感が格段に増し、これらの2戦は相手の攻撃をほぼ機能させませんでした。特に早稲田戦では素早く相手のオフェンスラインを包みこむディフェンスが効果的で、オフェンスのプレッシャーに差し込まれず、タックルポイントで確実にボールを止めて次の備えを早く取り、一歩ずつ早く攻撃的にプレッシャーを掛け、数多くのターンオーバーやミスを誘発させました。


ディフェンスが差し込まれるか、差し込まれないか。オフェンスがディフェンスを差し込めるか否か。勝敗の天秤棒があるとすれば、現代ラグビーではまずこの接点の攻防で棒の傾きが決まりますね。勝負の趨勢やゲーム展開はまずブレイクダウンの優劣で決まりますが、そのブレイクダウンに大きく影響するのが接点の強さです。

ブレイクダウンで遅れをとれば少しずつプレーに無理が生じ、無理の蓄積はいずれ祟ってフィットネス消耗の悪循環を招きます。逆に一歩、二歩先んずれば相手のミスや反則、ターンオーバーの確率が増し、何よりも相手のエネルギーを消耗させる好循環を生み出します。ラグビーの華はトライですが、花にとって根がとても重要であるように、トライにとってブレイクダウンが重要な要素であるイメージですね。ゲーム時間のほとんどを占めながら、意外に目立たず地味なこのブレイクダウンですが、ラグビーを大きく育てるためには、この地下に潜む根にも似たブレイクダウンを地道な練習で太く、丈夫にしなければなりません。

私は60の大台越えを実体験中の人間です。古いフライパンには焦げがこびりつくものですが、負け試合の記憶が脳裏にこびりついて困ります。ここしばらく、と言っても早くも10年ですが、ここしばらくの同志社に好循環チームがあった記憶がなく、むしろ悪循環のチームであり続けたように思います。ところが今春に限って言えば、関大戦も早稲田戦も正に好循環型で、優勢なブレイクダウンのボディーブローが相手を消耗させ、後半に相手を圧倒するゲーム・パターンを描いてみせました。


チームの方針に基づくスケジュールが優先されるのが春シーズンだと思います。どのチームも結果へのこだわりは秋冬ほどではないはずで、戦績は工程表の早い遅いが影響するでしょう。また、チームの状態は5月初旬と6月下旬では大きく異ります。対戦した時期によって、ゲーム内容が大きく異なるのは当然あることだと思います。同志社に大敗した立命ですが、1週間後の天理戦では素速いディフェンスが天理を苦しめていました。1週間で立命が大きく好転したのか、それとも天理側に問題があるのかは分かりません。ただ、春の戦績がそもそもの不確実性を帯びていることは、このゲームが示唆しているようには感じました。

ですから、春に他校との力関係を比較するのはナンセンスです。ただ、そうは言ってもチームの傾向を感じる材料になることは否定できませんし、早い時期にある程度までチームを仕上げてこその好戦績ですから、そこに意識の高さを感じ取ることはできそうです。どのチームもそうだと思いますが、特に同志社は学生の意識に左右される傾向が強いです。そういう意味では意識の高さが窺える今春の同志社Aには、その意識を拠り所にした成長のポテンシャルを感じることができます。

ポテンシャルという点では今春の早稲田は例年になく異常ですね。清宮さんが監督をされて以降でこんな早稲田は記憶になく、1990年代後半以降おそらく初めてだと思います。瑞穂で感じた早稲田には対抗戦の香りがまったくせず、むしろ関西リーグの匂いさえ嗅いでしまいました。攻防とも同志社に追い詰められる内容の悪さに、「こんなの早稲田じゃない」と思いました。

大勝した勝者側の尻馬目線で思うのではありません。スポーツ科学の重要性に早くから気付き、ここ20年、学生ラグビー界を牽引し続けた早稲田ですから、同志社には感じることのない類のリスペクトを感じています。日本代表のS&C(スロレングス&コンディショニング)に参画された村上貴弘さんを今季から招いておられるそうですね。日本ラグビー強化に貢献するためにも、学生のS&C強化に成功し、早期に巻き返されることを願っています。


さてさて、伊那で見た今春の明治です。
かつては重戦車と形容された明治でしたが、近年はスピード重視のラグビーを追究しています。クラブにS&C強化を定着させたように見えるグループ、帝京、筑波、東海を「王道系」とすると、明治はおそらくそうではない「その他大勢」の1クラブです。接点の強さでは帝京、筑波に分がありますので、劣る部分をスピードでカバーする方向性です。ポテンシャルの高いFWが持つある程度の強さに加え、スピードでブレイクダウンを優位に進めるスタイルですね。

ハマるとスピード感のある面白いラグビーをするので、昨年の対抗戦ではある友人が「明治が面白い」と評していました。大学選手権セカンドステージ第1戦、西京極の関学戦では攻防ともに速いラグビーを仕掛けていて、懸念した後半のフィットネスも関学相手には問題なく、特にディフェンスでは最後まで関学オフェンスを上回り続けました。「ニュー明治」とも言えそうな姿に感心させられたものです。

ただ、セカンドステージ第3戦では、長年の努力でS&C強化を定着させ、ここ5年は安定してその成果を表している筑波に完敗しました。接点の強さ、スピード、スキル、フィットネス、選手層の厚みがブレイクダウンを制する重要な要素だと思っていますが、中でも強さは大きく物を言います。強さに劣る部分をスピード、スキル、フィットネスでカバーしたい明治でしたが、総合力の王道を行く筑波にはやはり難しかったです。王道系のチームとその他大勢チームには大きな壁があるはずだと思っていましたが、その実証を見せられたような気がしたものです。

ブレイクダウンの各要素を総合的に強化する王道系チームに対して、その他大勢チームが付け入る隙は極めて少なく、と言うより私には見えません。特に帝京のブレイクダウンは強さ、スピード、スキル、フィットネス、選手層の厚みで他を寄せ付けず、筑波、東海の2段階先を行ってるイメージです。クラブにS&C強化を定着させられない「その他大勢チーム」の何段階先を行っているのでしょう。肌感覚でもイメージ不能です。


何だか前置きばかりですみません。

伊那の明治は「方向性は昨年と同じ」でした。前半の明治は非常に良かったです。接点のスピードとパワーに加えてスキルが良く、ブレイクダウンを有利に進めました。目指すラグビーのやり切りに成功したと思います。
印象的だったのは4本目?のトライで、同志社の反則で得たゴール前のラインアウト→モールで圧力を掛け、ディフェンスの意識をモール周辺に集めたところを左展開してのトライでした。以前の明治だとモールにこだわりたいところですが、良い意味で「今の明治は違うんやな」と思わせられました。時代の変化に適応しているというか、クレバーなトライだったと思います。


前半と打って変わり、後半の明治はFWのスピードが影を潜め、ブレイクダウン優勢の消失とともに攻撃力が激減しました。ただ、攻撃のスピードは落としましたが、ディフェンスのスピードと素早く立ち上がって次のプレーに移るリロードはあまり落とすことはなく、そこは関大や早稲田と大きく異なったところです。後半10分に同志社が逆転した時の様子から、「ミスがない限り、同志社が負ける雰囲気はない」と思ったのですが、なかなかどうして明治はさすがでした。

なぜ後半の明治の走力が鈍ったか、その理由は分かりません。単に明治のフィットネス不足かも知れませんし、早稲田戦同様、ディフェンスで同志社が消耗させていたのかも知れません。複雑な要因が重なってのことだとは思いますが、いずれにしても、明治の課題はブレイクダウンのスピードを後半も落とさないフィットネス強化と個々のパワーアップでしょう。優秀な人材を多く抱える、ポテンシャルの高さを誇るクラブです。できればS&C強化を定着させて、学生ラグビー界に新しい可能性を示してほしいところですが、いかがでしょう。

一方の同志社です。関大戦、早稲田戦と拝見しての大勝に気分の悪かろうはずはないのですが、反面リアリティーを感じられず、戸惑いを覚える自分もおりました。その点、この明治戦ではリアリティーを感じられましたので、帰路悔しさを滲ませる仲間たちとは少し違う心境でいられました。変な話ですが、どこかホッとしたんですね。

関学戦、立命戦は見ていませんが、おそらく今春の同志社は接点で差し込まれる経験が少なく、それはそれで結構なことですが、実力を測り知る相手に恵まれていなかったと思います。接点を差し込まれた時、どんな表情のラグビーを見せるのか、明治戦はそこが興味の中心でした。結論としては、明治は春の時点でも一定程度仕上げて来ましたし、その明治に対しても同志社はよくやったと思います。「よくやった」というのは単に「頑張った、お疲れさん」ではなく、「まともな相手に及第点で乗り切った」という意味です。

この試合では課題が数多く出ました。そもそも、確かな強味を持つ相手とのゲームで浮かび上がるものですから、まずはそんなチームとやれたことを喜んであげたいですね。また、春の段階とはいえ、その明治と五分にゲームを造り合えたことも喜んであげたいです。間違いなく今後に向けて、成果の多いゲームになったんじゃないでしょうか。

選手たちは今季初めて経験するスピードに戸惑ったと思います。おまけにスクラムのアドバンテージがなく、ラインアウトは完敗で、前半のほとんどの時間帯が明治のオフェンスでした。ただ、昨年の同志社でしたらおそらくもっとやられたはずで、よく4トライに抑えた上に効果的な2トライをゲットしています。表向きの流れは一見して明治でしたが、地下水脈の流れは実は同志社かも知れない。そう思えなくもない前半終了時の12点差でした。

明治はプレーの基礎がしっかりしていて、同志社は明治よりも数多くの課題を見せたと思います。今後に向けてはスクラムの選手層の厚みが求められますし、高い相手でも安定してボールを供給するラインアウトは必須アイテムです。キッキング対決では風上でも明治に負けましたし、キックしたボールの追い方では明治に著しく劣っていました。強化や整備すべき課題は多いですが、高い意識で取り組めば解決できることばかりです。

重要なのは、前半明治に許した4トライを2トライ以下に抑えるディフェンスの強化ですね。そうなれば大学選手権のセカンド・ステージ2勝が見えてきそうです。さらにノートライに抑えられるようになれば、3勝が視野に入るかも知れません。ただ、これはプレーの強化や整備だけでできる話ではなく、ブレイクダウンの強化があって可能になる話です。接点の強さ、スピード、スキル、フィットネスを強化し、その選手を少なくとも23人揃える層の厚みを持つ。獲得するには高い意識以上の「覚悟」が求められそうです。選手の覚悟はもちろんのこと、クラブの覚悟が試されるところかも知れません。

晴れて3勝が視野に入れば、自ずと見える風景も違ってくるでしょう。その時は新たな登るべき山の勇姿に心を震わせ、ピークや下界の風景を楽しんでください。既に筑波や東海は違う風景を楽しんでいるように見えますし、帝京は間違いなく、さらに違った風景を楽しんでいるようです。

今季の学生たちのポテンシャルを歓びつつ、今春の好成績を祝します。



【番外】

明治の指導陣がレフェリングに対して、外野から大きな声でアピールをしていました。ラグビーにおいて、レフェリングへのアピールは即ち異議申立てで、クレームと同値です。私は外から声で指示を送ことにも違和感を覚えるタイプなので、彼らのこの行いには違和感以上の反感、嫌悪感を覚えました。

時代の流れで、指導陣のパフォーマンスが許される風潮があるのかも知れません。ただ、時計が動いている間はレフェリーと両チームの30人だけで成立するのがラグビーであることは、おそらく今も変わらないはずです。それがレフェリーを差し置いて、他でもない指導者がゲームを支配するが如きパフォーマンスを見せるのを私は許容できません。

おそらくポリシーが異なるので彼らには期待しません。ただ、私の目には「明治の金看板に糞を塗りつける行為」に映っています。あれが明治の文化ならとやかく言えません。ただ、もしそうでないのであれば、あのようなパフォーマンスを野放しにする学生諸君には今一度の反省を求めたいと思います。


一服の清涼剤はいかかですぅ?

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2014

12/11

Thu.

2014関東大学リーグ東海-大東文化戦 

■関東大学リーグ東海-大東文化戦
■2014年11月22日
■秩父宮ラグビー場
■結果: T33-31D(トライ数: 4対5)

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6日の西京極で行われた同立戦に同志社が勝利し、3位同志社、4位天理、5位立命の順位が決まりました。既に決まっていた1位関学、2位京産と合わせて5校が大学選手権に臨みます。

帝京、法政、朝日のプールAに入った天理の準決勝進出は非常に難しそうですが法政とどれくらいやれるか、スピーディーなラグビーを仕掛けるチームですが、天理のディフェンスは安定していますので、運動量で負けなければ十分勝機はあると思います。しかも、場所がホーム中のホーム、これ以上ない地の利です。この辺り、どう心理的な影響が出るか、メッチャ興味深いです。

流経、慶応、中央のプールBに入った京産大ですが、ここはよく分かりませんね。もちろん、パッと見は慶応、流経にチャンスがありそうですが、戦えるものを持っている時の京産大は、選手権で接戦を喰う伝統力を見せます。特に緒戦の流経は相性次第ではディフェンスに脆さを見せるチームです。花園の地の利、京産ファンのプレッシャーを追い風に、何かを起こせたらアドバンテージ・ポイントの2があるので面白くなりますね。

明治、大東文化、筑波のプールCに入った関学は当然、厳しい戦いが続きます。関西人としてはディフェンスに少し脆さが顔を出す大東文化と初戦をやって、ポイントを9点にして勢いを付けたかったななんて思わないではありませんが、所詮そういうのは机上の空論、ファンのお楽しみですね。要はまず明治に勝てば良いだけのことで、関学の選手たちは勝つ気満々でしょう。今季の明治は高速展開志向で、広い展開を狙ってきます。でも、関学のディフェンスは速いので、明治のオフェンスを我慢して我慢して潰していき、最後の運動量で負けなければ勝機はあるんじゃないでしょうか。

早稲田、東海、同志社、立命で組むプールDですが、爆発的な個人技で早稲田が1つ抜けている印象はあるものの、他の3つに大きな差はないように見受けます。立命が緒戦、花園で早稲田と当たりますので、同志社は参考にしたいところですね。


同志社の緒戦は東海大戦となりました。2週連続で同じグラウンドでして、その辺りは地の利ですね。西陽かも知れませんが、西京極のバック・スタンドの眩しさは結構なものですね。グラウンドレベルではどうなんでしょう。12:00キックオフだと関係ないかな。でも、少なくともインゴールの異常な狭さはプレーを制限しますね。


東海大のラグビーは方向性が同志社と似ています。おまけに、大東大戦ではスクラムが優勢でしたので、ジャージを紺グレと取り替えても見分けがつかないかもと思いました。録画日を覚えていなかったのですが、リーグ戦の最終戦と知って少し意外な印象は受けました。以前ほどの圧倒的な攻撃力はなさそうです。

ディフェンスの良さは健在ですね。ラインが忠実に前に出ますし、「いざ」という時や「ここ」という時、鋭く前に詰めてボールキャリアーにタックルを決めます。この辺り、判断力を含めてよく鍛えられていることが覗えます。後半の後半、リードしている状況だと、ディフェンスだけで時間を消費する力がありそうです。当たり前のこととは言え、特にこのチームにはリードしていたいですね。タイプは異なりますが、その点、関学に通じるところがあるかも知れません。

個々の選手では7番藤田君、12番林君、13番井波君がディフェンスの良いアクセントになっています。藤田君はタックルの鋭さ、ジャッカルのスキル、運動量に申し分なしです。林君は鋭い出足とタックル、井波君はボールへの絡みがナイスです。また、3番平野君のスピード、運動量も目に付きます。ディフェンスラインの上がりの際に、三角形の先端に立った時は驚きました。持ち味は違うかもしれませんが、関学の3番井之上君と同じく良い選手ですね。

大東大は前半3つ、後半2つのトライを取りました。横のパスと縦のオフロード・パスでディフェンスを大きく崩す基本スタイルの中で、オフロード・パスが非常に効果的でした。また、11番サウマキ君の個人技が外側で効いていました。同志社が東海のディフェンスを崩せるかどうかですが、関学戦で見せたオフェンスでは難しいと思います。東海にポカがない限り、ボールを動かすだけでは簡単に穴は開かないでしょう。と言って、消耗戦で勝てる相手でもなさそうです。

しかし、立命戦前半のスピードと運動量を最後まで続け、BKが思い切った個人技や連携を見せ、周囲がそれに反応する集中力を見せれば、グラウンドにトライの香りが漂い始めると思います。そうなればオフェンス面で今季のベスト・ゲームとなりますが、ポテンシャルはあるはずです。


東海大のオフェンスは基本的には同志社と似ていますね。セットプレーのうち、ラインアウトは4番タタナ君と5番ロバーツ君で安定している上に強そうです。スクラムは大東大に押し勝って、最後はスクラムトライを取りました。この部分は同志社が組み負けない、また組み勝つことを願うばかりですね。なお、ラインアウトは地域を問わず、基本的にまずモールを形成する感じです。ここで押し切られるのは論外ですが、大東大に人数を掛けさせ、一気に大外に展開してトライを取ったシーンがありました。

ラインが前に出ないことも多い大東大のディフェンスですが、ラインがズルズル差し込まれた末に内を抜かれるシーンはありませんでした。でも、同志社は受けるとなかなかそうは行かないかも知れません。やはり、立命戦前半のように速いプレッシャーを掛け続けて、できればタックルポイントを押し込んでほしいですね。そうなればディフェンス面でも今季のベスト・ゲームですが、是非期待したいですね。

逆に、受けて差し込まれるゲーム展開だと苦しいですね。横のオフェンスを基本とする東海大ですが、そうなるとBKがタテのスペースを突き始めるでしょうし、両ロックのオフロード・パスも出始めそうです。そうなると勝敗的に非常に厳しくなりますし、今季のチームのプライドが懸かってきますので、何としても避けるしかありませんね。なお、東海のブレイク・ダウンの強さ、これはやってみないと分かりません。


今季のゲームで物足りなく感じたのはオフェンスでも、ディフェンスでも、接点でも、常に前に出る気持ちのノリ、相手を思わず受けさせてしまう迫力でした。クレバーに加点してゲームを造るんですが、どのゲームでも付け入る隙、精神的余裕を相手に残してしまったように感じました。唯一、例外と言えそうなのが天理戦でして、あの後半の苦しい時間帯で天理を押さえ込んだ気魄、その充実感を再び味わってほしいと思います。

東海大はどの選手も粒ぞろいの良い選手ですし、プレーの基礎がきちんと鍛えられた好いチームです。爆発的な個人技はありませんが、ディフェンスが甘ければ途端に発揮する個人技は当然持っているでしょう。同志社が攻防とも思い切り良く、大胆かつ冷静に、しかも粘り強くプレッシャーを掛け続ければ、自ずと勝機は芽生えると思います。勝機は事前のプランにあるのではなく、持てる競技能力を23人がベストに発揮して勝機を切り開いて行く、そんな同志社を見たいですね。


同志社ファンは単に勝敗の帰趨だけではなく、学生たちがまたとない一瞬を完全燃焼させ、その上で勝利という二重の歓びに包まれることを喜びとするものぞよ♪


今季はここまで、一度も声を出して応援しませんでしたが、東海大戦ではヤイヤイ、声を張り上げて応援しま~す。


グラウンドの熱いプレーが観客席の心を熱くし、湧き上がる賞賛の声が選手のプレーをさらに熱くさせ、競技場が熱狂に包まれますように。


両校の好いゲームを期待しています。


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2014

12/08

Mon.

2014関西大学Aリーグ関西学院大学戦+α(11月22日) 

■関西大学Aリーグ  
11月22日(日)関西学院大学戦+α
■宝が池球技場
■天候: 晴れ
■結果:  D14-26K

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今年の関西リーグは緒戦の天理大戦を観戦して以降、第2戦の大阪体大戦を除いて近大戦、摂南大戦、京産大戦と競技場観戦、関学戦はテレビ録画での観戦となりました。早いものでもう12月、関西リーグは6日の西京極立命戦を残すのみで、翌週14日からは大学選手権が始まります。セカンドステージを1位通過して、2月の日本選手権までシーズンを続けられるかどうか。それぞれが満を持した16校のサバイバルですね。

天理戦で見せたディフェンスをやり切れれば、得点力には多くを期待できないものの、スクラムの強さを頼りに勝ち凌いで行けると思いました。でも、甘かったですね。近大戦で苦戦した際に岩村君が「規律」という言葉を使われました。関西リーグ7試合を凌ぎきるディフェンスには、規律の面で固められなかったのかも知れません。ただ、それでも、点差だけをみれば京産戦、関学戦ともに相手を1本抑えてこちらが1本上積みすれば勝てただけに、何より学生の皆さんは残念だったことでしょう。

ただ、この2試合、敗戦に妙に納得したのも事実でした。人間がやることですから浮き沈みがあって当然なんですが、今季のチームはここまで想像以上に伸び悩みました。ディフェンスがいずれオフェンスに好い影響を与えるだろうと天理戦で思ったものが、逆に、オフェンスでなかなか形を作れないことがディフェンスに影響したでしょうか。学生の皆さんが余計な閉塞感を感じていないか心配です。

この土曜日には関西リーグの最終戦が行われます。できれば関西3位通過で、関東方面の2位2校と闘ってほしいですね。また、立命にはここ2年勝ててませんし、昨年は強さを見せ付けられて敗れましたので、今年は両校の強みを出し合い、その上で同志社が立命を組み伏せるゲームを期待します。


一昨年はチーム造りの遅れがあり、昨年はフィジカルで立命に敗れました。ともに競技力不足がありましたので、得点力不足も仕方がないと思いました。ところが、今季は個々の競技能力が上がっているはずです。それなのにどうして得点力が伸びないのか。どうにも腑に落ちず、心の収まりが悪いもので、落ち着けば一度ゆっくり、大学選手権までに素人なりの整理と思索をしてみたいと思っていました。

独白です。ここ数年、遅れ遅れながらも自分なりの観戦レポートを上げてきましたが、今季は天理戦のみで、近大戦、摂南戦、京産戦と挑戦はしたものの、仕上げることができませんでした。ここのところ同志社熱は冷める一方で、モチベーションの低下を否定しません。ただ、ラグビー嫌いになったわけではありませんので、影響はあるものの、そのこととレポートとは関係ないと思っています。しかし、恥ずかしくらいの時間をかけて断片的な文章を積み上げても、結局は仕上がりませんでした。

振り返れば、前記の「腑に落ちなさ、収まりの悪さ」を抱えていたからだと思います。なぜ今季も得点力が伸びないのか・・・。レポートの前提となる基本的な疑問ですね。自分の感覚がズレているだけで、実は今年も競技能力が上がっていないのかも知れない・・・。今のシステムは本当に選手の能力に合っているのだろうか・・・。システムの練習に時間を割く分、基礎スキルが疎かになっているのかも・・・。指導と学生のキャプテンシーの棲み分けはどうなってるんだろう・・・。


現在のスタイルは宮本前監督が導入され、その後は山神監督が継承されました。導入後、3年以上が過ぎましたので、おそらく山神監督はシステム化を進められていると想像しています。輪島さんのブログでストラクチャーという言葉を教えていただきましたが、そのストラクチャー・プレーの構築ですね。

大雑把だった古き良き時代とは異なり、現在は学生ラグビーでも相当に緻密化が進んでいます。トレーニング技術とディフェンス技術が年々に進化する中、勝利するためにオフェンスはパターン化した攻撃形、ストラクチャー・プレーを磨いて得点の確率を上げなければなりません。「自由奔放」の看板に惹かれてラグビーに入った私は一抹の寂しさを覚えますが、システム化は勝つために必要な時代からの要請だと思います。


整理の手始めに、関西リーグでのここ数年の同志社の得点結果を出してみました。スタイルが導入された2011年度の関西リーグは6勝し、その1試合平均得点は36点でした。敗れた天理戦を含めると33点に下がります。昨季2013年度は5勝し、その平均が34点でした。引き分けの体大戦と敗戦の立命戦を加えると32点となります。今季はここまで4勝の平均が41点で、敗れた2戦を加えると34点になります。参考までに2012年度は1試合平均25点でした。

また、優勝校の得点結果と上位4校同士の対戦結果も出してみました。優勝校の得点結果は2011年度の天理が平均61点、2012年度の天理が36点、2013年度の立命が42点、今年度の関学が41点です。上位4校同士、6試合の得点総計が2011年度が計368点、2012年度が計261点、2013年度が少し増えて計325点、今年度は天理が4位に入ると計275点、立命が3位に入ると228点に最終戦2校分の得点が加わります。

最初の数字から見えるものはスタイルが導入後も慢性的な得点力不足が解消されず、システム化の成果も数字に表れない同志社の姿です。そして、2つ目の数字から覗えるものは上位校の得点低下傾向、反比例してディフェンスレベル上昇傾向です。この両者を総合しますと、同志社はオフェンス力の強化の成果はあるものの、並行して対戦校のディフェンス力も向上したので、結果的に得点力が伸び悩んでいると言えそうです。

もちろん、これらの数字には他に様々な要素が含まれます。これだけで1つの結論を導くのは突っ込みどころ満載です。ただ、大まかな傾向は見てもいいのではないかと思います。同志社は競争の中で相対的に停滞して見えるものの、競争に参加していないわけではなさそうです。ようやく関西リーグでも定着し始めたそれなりの強化競争です。もし、走るのを止めたり、歩き始めるとたちまち置いて行かれると思います。


スタイルについて考えたいと思います。言うまでもなくこのスタイルは、横に広いオフェンス・ラインを敷き、速く大きくボールを動かすことでディフェンスの人数を減らし、どこからでも攻撃できる状況作りを目的にしています。振り回してディフェンスに大きな穴を開けるイメージなので、近場の連続攻撃で小さな穴をこじ開け、そこを一気に突くジャパンのアタック・シェイプとは発想が異なります。

ポイントからポイントをヨコに大きく動かしますので、当然豊富な運動量が要求されます。また、ディフェンスに大きな穴を開けるため、高度なパス能力やランのスピード、運動量等、優れたフィジカル、競技能力が要求されますので、そうではないチームには難しい、高度なラグビーだと理解しています。

この形ででトライを積み重ねると非常に魅力的なラグビーになりますが、数的状況を生み出せずラインブレイクできない状況に陥ると、ボールを動かすだけで一転してストレスフルなラグビーになり、ターンオーバーからの失点リスクも高まります。昨季の大学選手権では日大戦と筑波戦が好対照ですね。ハイリスク・ハイリターンなラグビーのようにも見えます。

そもそも、今のスタイルは同志社の選手に合っているのでしょうか。合っているとすれば、ブレイクスルー、なかなか突き抜けられない問題はどこにあるのでしょう。自分なりの納得を求めて、関学戦のビデオをじっくりと見直しました。その中で拾い上げた3つのシーンを詳述します。


(1) 前半20分の関学のオフェンス・シーン。

同志社陣25m右ラインアウトから即、⑨がパスアウト。
⇒⑦がタテ突入してラック。ここで⑥⑤⑧が同志社4番をスウィープし、⑨が左②にパスアウト。
⇒②がタテ突入してゲイン後ラック。ここで④がラックに入ろうとする同志社(不明)をスウィープし、⑨が左⑩にパスアウト。
⇒⑩がタテ突入してゲイン後ラック。ここで⑤⑦がラックに入ろうとする同志社10番をスウィープし、⑨が左⑥にパスアウト。
⇒⑥がタテ突入するも孤立気味。何とかラックにして⑨が左のFWにパスアウト。
⇒ここで左のスペースがなくなり、⑨が右⑧にパスアウトし、⑧がラック。この辺りでは同志社ディフェンスの圧力を受け、前進が詰まり気味。⑨が右⑩にパスアウト。
⇒⑩が⑭にパスし、⑭がタテ突入でラック。⑨が⑥にパスアウト。
⇒⑥がタテ突入し、⑦⑤が付いてラック。再び攻撃ラインが前に動き始め、⑨が②にパスアウト。
⇒②がタテ突入し、④が付いて同志社2番をスウィープし、⑨が⑩にパスアウト。
⇒左展開で⑩が大外の⑭にロングパス。⑭のタテ突破を同志社15番がタッチに出す。

関学はアタック・シェイプ系の攻撃スタイルを採用しており、FW近場を執拗に突いて、ディフェンスの穴を開けに来ます。基本、FWとSHでラックをリサイクルしますが、ディフェンスの状況によってはBKのタテのスピードも活用します。FWはユニットで動き、ディフェンスをスウィープする意識が高いです。また、ダウンボールはロング・リリースの意識が高く、素人目にも教科書的です。一旦停滞しかけたラックを再び前に動かすプレーからは、基礎に忠実によく鍛えられていることが想像されました。

以前の大学ラグビー観戦では牧歌的に、「よく鍛えてるなあ、偉いなあ」と思ったものですが、近頃は思いません。アタック・シェイプ系の関学にとって、FW近場の効果的ラックは生命線のひとつです。この部分をシステム化し、ストラクチャー・プレーとして磨き上げるのは偉いなあじゃなくて、当たり前のことですね。

アタック・シェイプ系は比較的シンプルな攻撃法なのでストラクチャー・プレー化しやすく、集中して効果的に鍛えることができそうです。また、近場を複数でボール・キープしますので、ターンオーバーされるリスクが低いメリットもありそうですね。

関学のゲームは天理戦と立命戦の前半だけを見ましたが、彼らは通用しようがしよまいが準備した形を愚直に実践し、最後はディフェンスを根負けさせてトライを獲っていました。大学選手権では対抗戦の2校とリーグ戦1校と対戦するそうですが、理論化が進む筑波、そして優秀な個人技を活かしてボールを動かす大東文化、取り敢えずはこの2校相手にどれだけ準備した形を出せるか、楽しみに拝見したいと思います。なお、キックを使わないという評もあるようですが、ディフェンスが堅ければキックでエリアを取る総合力は持っています。同志社戦ではオフェンスが機能しましたので、キックでエリアを取る必要はありませんでした。


(2) 後半40分の同志社のオフェンス・シーン

後半キック・オフを自陣右中間でラックにし、㉑が左㉒にパスアウト。
⇒㉒が左⑥にパス。⑥がタテに突入し、⑦⑧が付いてラック。㉑が左㉒にパスアウト。
⇒㉒が左⑬にパス。⑬がタックルを1人外し、2人目で左⑪にオフロード・パス。
⇒⑪がタックルを受け、㉑に手渡しパス。ディフェンスは下がるのに精一杯。⑰が壁に。
⇒㉑が右㉒にロングパス。
⇒㉒が右⑦にロングパス。
⇒⑦がタックルを受ける瞬間に右③にパス。
⇒③がタックルを1人外し、タテに突入、10mのロングゲインしてラック。④だけがラックに入る。(ここでダブルラインができかけ)㉑が右㉒にパスアウト。
⇒㉒がストレート・ランし、右⑤にパス。⑤が開いたスペースを突き、10mのロングゲイン後タックルを受け、⑧⑥が付いて、関学はタックラーの2番だけ。㉑が左④にロングパスでパスアウト。この時、⑤⑥⑧⑭⑫㉑以外はラインを形成。
⇒④がタテを突き、⑰が入ってラック。ディフェンスに絡まれてノッコン。

これは同志社が後半開始早々、関学のキック・オフから良いオフェンスを見せたシーンです。同志社はボールを大きく展開することから、どこまでがストラクチャー・プレーでどこからがアン・ストラクチャー状態なのか正直、よく分かりません。ただ、③才田君がラインに入ってゲインした辺りまでがストラクチャーで、一旦アン・ストラクチャーを経て、再び最後の山田君のラックからストラクチャー・プレーに入ったかな?と思ったりはします。

⑬石田君、⑦田淵君のパスのファインプレーを混じえながらディフェンスラインを下がらせ、高速ラックを継続させました。ただ、関学のディフェンスはなかなかのものですね。ラグビーではピンチになるとディフェンスがボールに集まる傾向があるそうですが、⑤森山君起点の最後の「ラック」の場面でも、必要以上に寄りませんでした。でも、同志社は⑤⑥⑧⑭⑫㉑(㉒)以外はラインを準備しており、数的優位は生み出せていたと思います。


(3) 後半71分の同志社のオフェンス・シーン。

関学陣10m付近右中間スクラムから㉑が㉒パスアウト。
⇒㉒が⑫にパス。⑫がタテ突入し少しゲイン後ラック。ここに⑬⑳が入り、⑬が関学をスウィープし、㉑が左にパスアウト。
⇒⑳がピック・アンド・ゴーでタテ突入しラック。ここに⑬⑫が入り、⑬が関学7番をガードしてスウィープし、㉑が左⑲にロングパスでパスアウト。
⇒⑲が関学12番をタックルさせて殺し、左㉓にパス。㉓が左ライン際をタテに抜けてラック。ここに⑲⑪が入り、⑲が関学をスウィープし、㉑が右⑳にパスアウト
⇒⑳がタテ突入してラック。ここに⑰④が入り、関学2番をスウィープ。ここでレフェリーが関学ペナルティーで同志社アドバンテージを採用。㉑が左⑲にパスアウト。
⇒⑲がタテ突入してラック。ここに㉓⑦が入り、㉑が右㉒にパスアウト。
⇒㉒が右⑯にパス。⑯がターンしながらタテ突入してラック。ここで㉒⑫が入り、㉒が関学の絡みをスウィープし、㉑が右⑬にパスアウト。
⇒⑬がタテ突入し、オフロードパスの気持ちを見せるもラック。ここで関学の絡みを⑳⑯④でスウィープし、㉑が㉒にパスアウト。
⇒㉒に右展開のパスをするも、その後のパスがつながらず。

これも同志社がラックを継続させたシーンです。ただし、(2)のように広いヨコ展開でラインブレイクし、その後タテにラックを継続したものではなく、近場をタテに突くことで良いテンポのフェーズを重ねたものです。前半には(たぶん)まったく見せなかった攻撃法で、トライには至らなかったものの、ディフェンスにペナルティーを犯させる効果的なオフェンスでした。

後続がディフェンスの絡みをスウィープする姿勢を見せ、基本に忠実なロング・リリースの姿勢も見せました。また、⑲秦君がタックルさせてからパスするなど、このシリーズでは教科書的なプレーが随所に見られました。⑳山崎君のピック・アンド・ゴーも効果的でしたし、⑯中尾君のターンするボディー・コントロールも面白いですね。

ボールを大きくヨコに動かすのが同志社の基本ですから、同志社はBKもラックで活躍しなければなりません。⑫木村君、⑬石田君の近場のタテのリサイクルはさすがというか、石田君はオフロード・パスに積極的ですし、面白いと思います。㉓小林君のタテのスピードや基本に忠実なプレーも効果的ですね。


この試合では前半がヨコの展開重視、後半は近場のタテ突破を混ぜるというように、微妙に前後半で攻撃の色合いが異なりました。ゲームの全体の流れを見渡すと良いところを出せなかった印象が強いですが、細かく見ると通用している部分も結構あることに気付きます。

前半はディフェンスの時間が多く、スクラムのアドバンテージを出せないこともあって単発的な攻撃に終わりました。そんな中、数的優位を作り出せていたシーンもありましたので、関西リーグに限定の話になりますが、そもそもこのスタイルが同志社の選手に向いていない、競技能力的に難し過ぎることはないと思います。ただ、少し気になるのは運動量です。アップ・テンポのスピーディーなラグビーを前後半やり切った試合がありませんので、やれるポテンシャルを持っているのか、それとも、やれないから試合に表れなかったのか、ここはダーク・グレーな部分です。

また、FWはここに来て、選手個々の運動量、仕事量に差が出てきたように思います。また、全体的に瞬発系のスピードが落ちたようにも見えます。高速展開系のチームがスピードと運動量、仕事量で下回れば話になりませんし、仕事量の少ない選手の分、他の選手の負担は当然増すでしょう。落ちている選手は是非とも、今後ご自分のために頑張ってほしいですね。


基本プレー、特にラックの基礎スキルの善し悪しの部分ですが、これについても、(3)のように近場のラックでは基本への忠実さを見せており、意識が低く、基礎が疎かになっているわけではなさそうです。ただ、相手に与える圧力、鋭さに欠けますので、ディフェンス側はあまり恐さを感じていないかも知れませんね。また、ヨコ展開中は必然的にボールキャリアーが孤立気味になりますので、ボールキャリアーは激しくファイトして簡単に倒れずラックにする、また、ディフェンスを集める、田淵君のようなイヤな選手が増えることが望まれますね。

ラック以外の基礎スキルの部分ではBKのストレート・ラン、ディフェンスを一人ずつ殺しながら短いパスをつなぐプレーやライン際の狭いスペースをBKの連携で抜いて行くプレー等、眼福が関西リーグでは見られなかったように思います。広いエリアを使うラグビーだから、ザックリと大雑把でおられるのではないと思います。広いエリアを使ってエネルギーを消耗するラグビーだからこそ、チャンス時のスペースの使い方、作り方のコミュニケーションを確実なものにしていただきたいです。


今季の選手の競技能力への評価が、肌感覚として自分の中にあります。ところが、それが実際の得点力と釣り合いません。その奇妙な感覚、ミスマッチ感は正しいのか、それとも、単に選手を見る贔屓目が過ぎるだけなのか。その答えを求めて、素人なりにここまで整理を進めてきましたが、ここまで得た答えとしては、

・ 同志社が目指すラグビーはレベルが高いものの、その実践に必要な競技能力、運動量などのフィジカル面で、関西リーグ限定では無理があるようには見えない。関学戦でFWの仕事量にバラツキが見られた部分はグレー・ゾーン。また、運動量のポテンシャルが分からないので、全国レベルではダーク・グレーになる可能性もある。

・ ラック等、基礎プレーのスキルについては正直、素人なので正確には分からない。ただ、たとえ高くないにしても、関西リーグでは得点力に影響する程度ではないように思える。以前の同志社よりは教科書的プレーが見られなくなったように感じる部分は少しグレー・ゾーン。

です。

潰しておきたかった項目については、グレーな部分はあるものの一応自分的にはシロで潰せました。となると素人の限界でして、自分の中にはもう1項目しかありません。それは判断力とコミュニケーションの項目なのですが、もし、ここもさほど問題ないのであれば、同志社はポテンシャルを概ね発揮できていることになります。つまり、関学レベルのディフェンス相手だと2~3トライが関の山、それを現実として受け容れざるを得なくなります。

でも、なんか違うんですよね~。


(4) 前半28分過ぎの同志社のオフェンス・シーン。

関学陣内の左ラインアウトからモールを形成。
⇒徐々に前進して22m内ラインに入りラック。
⇒⑨が右⑩にロングパスでパスアウト。
⇒⑫がタテに突入するが相手CTBのタックルを受け絡まれる。ここでラックに入った⑬が関学ターンオーバーに耐え、続く⑩が押しこんで何とかキープし、⑨が右ロングパスで⑮にパスアウト。
⇒⑮が右の⑭にパスし、⑭が狭いスペースを抜きに出るも、関学3番に足首に手をかけられラック。⑪⑮がターンオーバーを何とか耐えて、⑨が左⑤にパスアウト。
⇒⑤が関学3人に絡まれてモール状態に。そこを⑤がラックに持ち込み、①⑥でキープして、⑨が左⑩にパスアウト。
⇒⑩が左展開で⑫にパス、⑫が左③に飛ばしパスし、③からパスを受けた左⑧がタテに突入するも、ゴール前左隅で関学がターンオーバー。

このシーンでは同志社のモールに関学ディフェンスが集められ、⑨岩村君、⑩垣内君の速いパスで木村君に渡り、その時点で右に⑬石田君、反対側から回って来た⑪宮島君、⑮崎口君、大外に⑭松井君の同志社4人に対し、関学は木村君のマークを除いて3番の選手とBK1人の2人でした。つまり、数的優位の状況が生まれていたのですが、木村君はタテ突入を選択し、そのラックの球出しに時間がかかり、ディフェンスの人数が揃ってしまいました。

どうなんでしょう。これはストラクチャー・プレーだったのでしょうか。CTBがタテを突いて、数的優位をさらに確実にするストラクチャーは分かります。ただ、たとえそうだとしても、ここはラックのリスクを犯さず、大きなポテンシャルを秘めるバック・スリーを活用してほしい場面でした。

また、さらにこのシーンではその後、ラックを何とか3つ凌いで左に高速パス展開、最後の⑧末永君がゴール前に突入しましたが、この時、右すぐ後ろには⑦田淵君が付いており、この優秀な2人で何かできなかったのかという疑問が残ります。

ストラクチャー、アンストラクチャーの語源はかつて、「オーストラリアのラグビーがストラクチャー(sutructure:構造、組織、組み立て)なら、ニュージーランドはアンストラクチャー(unstructured:組織立っていない)」という風に、両巨頭の違いを表現する言葉だったようですね。そういう意味からしますと、同志社のスタイルはおそらくアンストラクチャー系で、ストラクチャー・プレーを準備しても、すぐにアンストラクチャー状態に入ります。つまり、そこからの判断力、コミュニケーション能力の高さ要求されるラグビーなんですね。


判断という点ではさらに後半51分30秒、自陣10m付近の左中間スクラムから⑬石田君がオフロード・パスでFWのタテ突破とゲインを引き出し、⑧末永君が持ち前のスピードでボールを前に運んでラック、そこから左展開でボールが左中間の⑭松井君に渡りました。

この時、松井君の左、位置的には左タッチライン際に3人が準備完了状態で待機しており、数的には同志社が松井君を含めて4人、一方の関学は松井君のマークを含めて3人の数的優位を生むチャンスでした。ここで松井君はディフェンスの厚いところに突っ込むプレーを選択し、ターンオーバーされる起点になりました。

また、後半40分、前述の(2)のシーンの最後、⑤森山君が作ったポイントから㉑大越君が左展開のロングパス、受けた④山田君がタテ突入し、右に並走する⑰海士君とラックにしましたが、ディフェンスに絡まれノッコンでチャンスが消えました。

山田君、海士君の2人でラックで良いラックを作り、準備完了の8~9人が並ぶ左オフェンスラインに大越君がパスアウトして数的優位を確実にする。それがこのプレーの狙いでして、準備されたストラクチャー・プレーのようにも見えます。もしそうなのであれば、絶対に成功させなければならないプレーでした。でも、どうなんでしょう。問題は山田君のノッコンではないように思います。

ディフェンスの堅いところに突っ込んで、FW2人がラックでテンポアップを狙うわけですが、上位レベルとの対戦ではおそらく簡単な作業ではないと思います。チャンスを作っても、その後の攻撃で尻つぼみになるシーンを今春から何度も目にしましたが、その多くはこのパターン、ディフェンスがまだ堅いところに突っ込んでボールが停滞するパターンでした。

言うまでもありませんが、成功率の高いプレーがストラクチャー・プレーです。もし、チームとしてこのプレーをストラクチャーとするならば、磨いて磨いて成功率を上げるしかありません。しかし、上がらなければプランAは将来課題として公式戦では使わず、プランB、プランCで配置人数等々、システムの調整があっても良いのではないでしょうか。システムと言っても、要は勝つためのツールです。使う人の目的に合わせて調整するのが、優れた職人の能力のひとつだと思います。

また、この場面もし、山田君と海士君のラック形成がストラクチャーでなく選手の判断だとしたら、山田君には左後方のラインにパスする選択肢もあったでしょうし、裏へのキックもあったでしょうし、海士君へのパスもあったでしょう。それ以前に、ラインから1人上がって山田君を先頭に2-ラインを構成する選択肢もあったでしょうし、もっと以前の大越君がパスアウトする前、⑧末永君か⑥土井君がピック・アンド・ゴーで前に運ぶ選択肢もあったと思います。結果は出ませんでしたが、尊重されるべき判断のたまたまの結果でして、次は結果を出せるよう各自がスキルアップすれば良いですね。


後半56分30秒、自陣スクラムからのFK速攻のシリーズでは、⑫木村君のロングゲインから左タッチライン際の⑪宮島君にパスが渡り、そこに⑲㉑⑫⑥⑤と追いついてラックにして右展開、㉑→⑫→⑮とロングパスで渡って⑮崎口君が前に詰めた関学11番をうまくかわし、さらに内側から関学の2枚が崎口君に殺到。この時、関学の2枚は崎口君しか見ておらず、外側の右の⑬石田君がフリーでした。もしも、崎口君がタックルを受ける寸前でパスを出せれば、石田君の前に穴を開いた瞬間でした。

このシーンはアンストラクチャーの状況ですね。ラックにした崎口君のプレーはもちろん悪くありません。ただ、彼はヒトに強いですし、フリップ・パス等のパス能力も高いです。ストラクチャー的にラック主体の安全運行が大切なのは分かりますが、同志社が目指すラグビーはハイリスク・ハイリターンなラグビーなので、アンストラクチャー状況では特にBKは立ってつなぐリスクを取ってほしいですね。そこに挑戦しないと、リターンは得られないような気がしています。

宮島君、松井君、崎口君、このバックスリーのポテンシャルは素晴らしいと思っていますでも、今のところはバラバラとは言わないものの、ユニットの面白さは感じないですね。小林君を含めてもっともっとやれることがあるはずで、立ってプレーするのが好きな石田君との連携で、いくつか自己表現の形を創ってほしいと思っています。リスクを恐れず、皆さんで思う存分やってみられてはいかがでしょう。

同志社のゲームはボールは動くんですが、驚きがありません。以下は妄想なので、偏見が入っていたらお詫びしなければなりません。ただ、どこか型にはまった感じ、型を完遂させるのが目的になってやしないか?な感じ、ヨコに意識が行き過ぎてやしないか?な感じ、野球のピッチャーがコントロールに気をつけるあまり、肝心の腕が振れなくなってやしないか?な感じがするんですね。ちなみに、関学戦ではピック・アンド・ゴーがほとんどなく、⑳山崎君の1つしか気付きませんでした。ラグビーのオフェンスはディフェンスの集中力を分散させてナンボだと思うんですが、いかがでしょう。

関学戦では前後半2通りの戦い方ができたのですから、立命戦以降は戦い方を固定するのではなく、コミュニケーションのキャプテンシーの下、縦、横、内、外、縦横無尽に動いてほしいですね。ちなみにこの縦横無尽という言葉ですが、相手に縦と思わせて縦、縦と思わせて横、横と思わせて横、横と思わせて縦という具合に、巧みに翻弄するから成立する言葉です。縦といえば縦ばかり、横といえば横ばかりに対しては猪武者という言葉が成立しています。テンポアップと翻弄でディフェンスが乱れれば、それはもはや堅い壁ではありません。きっと、山田君や海士君のタテ突入も効果絶大でしょう。

ゲームプランは重要です。重要ですが、絶対ではありません。実際にカラダを当てて初めて知れる大切な情報や感覚があるはずで、それに従ってプレーを選択することも、劣らず重要だろうと思います。喩えは悪いですがゲームにはクラブ対クラブ、企業対企業の戦略的戦いの要素もあれば、現場で走りながら考える、自営業者的闘いの要素もあると思うんですね。そこで重要になるのがゲームのキャプテンシーであり、判断力とコミュニケーション能力ですね。


ここまで書いて、要するに自分がどういうラグビーを見たがっているか分かりましたが、どうすれば得点力不足を解消できるかのテーマについては、明確には答えが出ませんでした。素人の限界ですし、ゲームの情報しかないのですから、端から当たり前だとも思います。無謀な試みだと思い知った気持ちとともに、同志社のポテンシャルへの肌感覚が強まって、どこかスッキリした感覚もあります。

同志社はベースになるものは出来ていますし、パス能力が高いですから、コミュニケーションを深めて立ってつなぐリスクを取れば、ガラッと印象が変わる可能性もあるような妄想です。その場合、キーになるのは⑫木村君、⑬石田君ですね。どちらかと言えば木村君はFWとのリンク役、石田君はBKとのリンク役として、両グループのスムーズな連携を図ってほしいです。ちなみに、関学戦の石田君はとても良かったですね。ストレスフルな攻撃が続く中、様々なところで良い働きをしており、同志社の中ではベストプレーヤーだったと思っています。


以上、何やかやいろいろ考えて、いろいろ書きましたが、要は今季のチームを諦めたくなかっただけなのかも知れません。実際のところ同志社にストラクチャー・プレーがあるのかどうか知りませんし、プレーの判断にふれた箇所は、多分に重箱の隅をつつく結果論的です。ポテンシャルはあるという自分の肌感覚を妄想化して、いかにもあるかのように装うだけの我田引水だったかも知れません。でも、良いじゃないですか、減るもんじゃなし。


(追記)
慣れないことをしたせいかずいぶん時間がかかって、結局立命戦を越してしまい関西3位が決まりました。東海、早稲田、立命のDグループで、次週は同じ西京極で東海大戦だそうです。挑戦者、チャレンジャーというよりは、「どうせ失うものがないやんな人たち」として闘っていただき、「怖いものがない人たち」に進化していただきたいですね。

私はとにかく好いゲームを期待して、応援しま~す♪


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category: 観戦レポート

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2014

11/12

Wed.

2014全国高校ラグビー京都府予選準決勝(11月9日) 

■第94回全国高校ラグビー 京都府予選
11月9日(日)準決勝 同志社高校-桂高校
■宝が池球技場
■天候: 曇り一時小雨
■風: 影響なし
■結果:  D59-26K
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今年6月末にスタートしたラグビーの(学校)法人内連携。その主役の一角である同志社高校を見たくて、宝が池球技場に足を運びました。この競技場へはいつも、出町柳から下賀茂神社の境内を徒歩で抜け、洛北高校から京都ノートルダム女子大を越えて入ります。40分ばかりの散策になるわけですが、大阪市街では40分歩くと結構疲れるものが、なぜか京都だと不思議に疲れませんね。帰りは下賀茂神社脇のお店で、矢来餅を初めて買って帰りました。ささやかな、でも嬉しい土産を手にできるのも、京都市街の散策の楽しみです。

第1試合に10分遅れで球技場につくと、裏口が行け行けになっていて入場料不要でした。るあっきぃ~♪と思いながら階段を上がって見渡すと、バックスタンドは結構な数の人々でした。観客の数は大学の試合より多かったんじゃないでしょうか。バックを諦めメインを望むと、向かって右が成章の席、左が洛北の席らしく、洛北側を目指して伏見工業の部員諸君が観戦している脇に着席しました。

第1試合の成章-洛北戦はS22-0R(後半28分ではS15-0R)のロースコアでしたが、内容は成章の完勝でした。成章はディフェンスが強く、洛北は前後半を通して攻め手を見い出せない、悔しいゲームになったような気がします。

成章が奪ったトライは3トライでした。ガタイが強く、ディフェンスによく動くチームがトーナメントの戦い方を意識してるんでしょうか。内訳はラインアウト→モールが2トライ、そしてFW近場の連続攻撃中に組んだモールが1トライでした。前半は意図的にBKに展開する場面がなく、そのため後半開始早々にBK展開を見せた時は「オッ?」と思ったのですが、時間の経過と共に無理しなくなったのでしょうか、早い段階で影を潜めたように思います。


第2試合の同志社-桂戦は第1試合とまったく異なる様相でした。同志社高校の好調ぶりは耳にしていましたが、ここまで楽しい、魅力的なチームとは知らず、そうですね、前半5分辺りで新鮮な驚きを覚え、8分辺りからはワクワクさせられていました。今季、生観戦したチームの中では、大学チームを含めてベストで魅力的です。ちなみに、2番目は今のところ、春の天理と秋の近大です。

余談ですが、今季の同志社の大学チームはどんなラグビーを目指しているのか、今ひとつ見えて来ないのを気にしながら観戦しています。ここ数年の同志社展開スタイルの原点は3年前のチーム、グラウンドを端から端まで広く使い、ボールを速く、大きく動かす「やって楽しい、見て楽しい」スタイルにあると勝手に思っておりまして、今季はここまで全勝と好調なのは幸いなのですが、「見て楽しい」と思ったことは一度もありません。唯一、天理戦のディフェンスには喜びを感じましたが、ゲーム全体を楽しいとは思いませんでした。

この日はじめて拝見した、同志社高校のラグビーには本当に久し振りに観戦の楽しさを思い出させていただきました。3年前には確かにあり、その後忘れかけていた同志社展開スタイルの原点がそこにはありました。

大学チームが今季はどんなラグビーを目指しているのか。異なるスタイルを追究し始めているのか、それとも従来のスタイルを追究しながらも大学レベルでは実践できずにいるのか、否そうではなく、関西リーグでは攻撃のオプションを限っているのか。もちろんのこと、皆さんがお決めになることで答えは何でもいいんですが、自分の好みは15人の攻撃ラインが個々の判断に柔軟に対応し、それが「何をやってくるか分からない」という意味でディフェンス側の判断を一瞬遅らせ、その結果、相手よりも速く動き、速くボールを動かすラグビーです。

また、勝手な思い込みを承知の話ですが、そんなラグビーは私の好みであると同時に、同志社らしいラグビーだとも思っています。そんなことからこの日の宝が池では、「ああ、ここにも同志社ラグビーの継承者がいるんや」と知って、しみじみ嬉しかったですね。また、帰路の京阪電車の車両内では、これまで高校ラグビーを同志社の継承者に加えていなかった自分をじわじわ恥じていました。


同志社高校は初めて見るチームですし、選手個々の特徴をまったく知りませんが、FWは2列、3列がよく動きますし、2番はタテを抜くスピードがあり、9番はポイントへの寄り、球出しが速く、10番は内・外へのパスが変幻自在で、12番、13番、15番はスペースを見付ける判断力、突くスピード、立って前へ出るスキル、そしてオフロード・パスのスキルが高いです。また、FW・BK関係なくパスを出すタイミングの判断、パス・スピードが良い感じで、ラインのどこからでも相手の裏に抜けるチャンスを伺います。

また、何より、これら個々の選手間で意思統一が図られ、一体感で自分たちのラグビーをやり切る表現力が嬉しいですね。グラウンド全体を広く使って、どこからでもライン・ブレイクを狙い、このゲームでは何度も何度も成功していました。おそらく、桂高のディフェンスにもどこか問題があるはずです。ただ、別の試合、伏見工業戦のビデオを拝見しましたが、そこでも何度も成功していますので、高いレベルの攻撃力を確立しているのは間違いないところだと思います。

桂高校には前半開始早々にラインアウト→モールで1本、攻撃のリズムが出始めたところでのインターセプトで1本、後半も同様にインターセプトで1本、終了間際に全員モール的なモールで1本、合計4トライを取られました。

徹底して展開するチームですから、インターセプトのリスクは常にあると思います。2本とも素晴らしいテンポで攻撃中の出来事でした。あまりのテンポの良さに攻撃側が酔ってしまったとでもいうんでしょうか、その隙を突かれ、狙われた感じです。ただ、1本目のインターセプトでD5-14Kとされた時、まったく気にする必要はないと思いました。今のテンポを全面的に出した方が好い結果を残せると感じられたからです。

相手モールへの対応力は決して高くなさそうでした。開始早々モールで、それも簡単にやられましたので、自陣で反則するとこの形はあるなと思いました。でも、この試合に関しては、同志社にとって幸い杞憂に終わりました。自陣から相手ディフェンスラインをブレイクして、一気に敵陣に入って優位にゲームを進めていましたし、後半、若干ミスが出始めて自陣で膠着した時間帯でも、簡単にペナルティーを犯さず、粘りあるディフェンスができていたと思います。


決勝は非常に興味深いですね。片やガタイが強く、堅いディフェンスで極力リスクを抑え、固くトーナメントを勝ち上がるチーム。片や積極的な展開、ボール回しのリスクを恐れず、常にライン・ブレイクを仕掛けるチームです。一見してチーム・カラーの異なる両者ですが、果たしてどんな様相を呈するのか楽しみです。

ランとパスでボールを速く動かし、広くグラウンドを使うチームが、強いディフェンスに封じ込まれてしまうことはままあることです。ずっと以前の記憶ですが、東福岡が初優勝する少し前、準決勝まで見事なランニング・ラグビーを見せていた東福岡が、決勝では東海大仰星のパワフルでスピーディーなディフェンスに抑え込まれたことがあります。

当時の私はテレビ画面で起きたことが少なからずショッキングでして、昨日まで大空を雄飛していた鳥が地上で人間に翼をもがれている、そんな哀しい姿をイメージしました。また、当時著しい進歩を見せ始めていたディフェンス技術のアドバンテージ、新時代のラグビーの奥深さ、そして大学、特に関西の大学よりも富んだ高校チームの進取性を垣間見た気がしたものです。


同志社のオフェンスが洛北のように封じ込まれれば、やはり勝つのは難しいでしょうね。ただ、同志社の攻撃力は洛北の比ではありませんので、ゲームを通じて成章よりも速く動ける時間帯が多ければ多いほど、逆に勝機はありそうです。運動量が落ちる相手からですと、10秒でトライする力が同志社にはあります。

興味あるのは、成章がどんなラグビーを仕掛けて来るかですね。洛北戦のような低リスクの堅いラグビー、ディフェンスとFW攻撃だけのラグビーで同志社を上回れるのかどうか。成章の潜在力が洛北戦で見たままなのか、それともさらに上の総合力を秘めているのか。彼らが花園上位を目指すチームであれば、秘めているのは当然でしょう。

同志社はいずれにしてもあと先考えることなく、自分たちのラグビーを最高の舞台でやり切るしかありませんので、得点でリードするか接戦することで、成章の実像を剥き出しにしてほしいです。もし、そんな局面の作り出しに成功すれば、ゲームはもちろんさらに面白くなりますし、同志社の勝機もさらに膨らむかも知れません。

そのためにも同志社のディフェンスですね。成章の攻撃を極力反則なしで止め、ラインアウト→モールの機会を極力減らしたいです。また、同志社陣内での連続攻撃を成章がモールを組むまでに分断したいですね。

以前は同志社や上記の東福岡のラグビーを「志の高いラグビー」、成章や上記の東海大仰星のラグビーを「そうではないラグビー」と偏見を持っていました。今では、そのような態度は間違っていたと思っています。ただ、ラグビーの好みは譲れないもので、明確に私の好みは成章ではなく、同志社です。

16日の宝ヶ池、同志社高校には私の好みからも、また、同志社ラグビーの継承者という意味からも是非とも成章を凌ぎ、花園のグラウンドで大きく翼を広げて、自由に羽ばたいてほしいと思っています。


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2014

10/18

Sat.

2014関西大学Aリーグ天理大学戦(10月5日) 

■関西大学Aリーグ  
10月5日(日)天理大学戦
■花園第一グラウンド
■天候: 曇り一時雨
■風: 前半風上、後半風下
■結果:  D30-19R

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今年も関西リーグの開幕、おめでとうございます。

この日は午後1時ごろに競技場に入りました。グラウンドでは立命-大体大戦が後半に入っても競っていて、立命がFWでやられている印象がありました。ただ、体大のミスなのか立命の踏ん張りなのか、立命ゴール前の最後の決め所で大きく切り返されて体大が勝機を失っていました。関西でありがちな光景ですが、ふと「やっぱり今年も関西やな~」と思いました。

この日の私の興味は摂南-京産大戦と同志社-天理大戦にありました。摂南を応援される方たちに見計らっていただいた頃合いで、立命-大体大戦を切り上げ第2グラウンドに移動しました。TV録画を用意してきた同志社-天理大戦の観戦は摂南-京産大戦の前半次第、14時での気分任せで第1Gに戻るか、そのまま第2Gに居座り続けるか決める予定でした。

こういう観戦プランを組めるのは第1Gと第2Gで開始時刻を30分ずらされた、関西協会の粋なお計らいがあればこそですね。開始時刻をずらすのはさほど難しい変更ではないように想像しますが、これまでずっとそうされなかったことを考えると、意外に簡単なことでもないのでしょう。世の中、長く続いたイベントほど前例の踏襲がベースになるもので、必要性を感じて、変える意志がないところに変更は起こりません。

これまで通りでも何処からも文句が出ないところで、関西協会は今年初めて試合開始時刻の変更をされました。そのことを必要だと感じ、明確な意志を持って変えられたんですね。おそらく、その必要性の軸になっているのは「ファンの利便性」なのでしょう。昨年からスタートしたレフリング検証申請制度も同様ですね。その必要性の軸は「競技者の利便性」辺りでしょうか。

自分の土俵だけで考えると新たな必要性については鈍感になるものですが、ファンや競技者など、相手の土俵で考えると必要性に敏感になり、それを自分の土俵で勝負すれば変化は起きる。その良いお手本のような気がします。自分の土俵だけで考えるのと、まずは相手の土俵で考えるのとでは真逆でして、もし後者が関西協会の文化になれば、今後いろいろなアイディアが出され、さまざま行動が起こされそうです。

内部スタッフだけではなく、外部の協力も得ながらいろいろ形にし、その過程でさらに多くの人々に心が動くことの楽しさを知らしめて行く。2013年から就任された坂田会長のお人柄、そして僭越ですが、経営能力の優秀さが伝わってくるようです。


京産大はなかなか好いチームに上げてこられましたと思いました。前半だけの観戦になりましたが、攻防ともにスピーディで、特にディフェンスはシステマティックというんでしょうか、組織性を感じさせてくれました。ラインの人数を減らさず、素早いタックルを繰り出し続けることで、留学生を前に出してオフロード・パスやラックからの速いパス・アウトを狙う摂南の攻撃力を削ぎました。

私の場合は好チーム=強いではありませんで、彼らが強いのか弱いのかは分かりません。京産のディフェンスが持ちこたえるかどうかは相手の攻撃力次第です。当然、攻撃力の強い相手には破られるでしょう。今後、すべての対戦相手に破られなければ、結果として学生日本一です。

余談になってしまいますが、極めて相対的に対戦相手と勝敗を決めるのがラグビーです。強いか弱いかの絶対評価をいち早く気にされる方が多いですが、そもそもラグビーは絶対評価には馴染まないスポーツだと思っています。たとえば、近年非常に強化された日本代表は国内最高レベルで「強い」ですが、世界ランクでは10位前後ですので口の悪いファンがいれば「弱い」と評価するかも知れません。

関西リーグの枠組み、8校の中でどのチームが強いか弱いは秋が深まれば概ね出ます。勝敗予想がファンの大きな楽しみのひとつなのは否定しません。私も以前は「今年の同志社は強いのか弱いのか」にメッチャこだわりました。ところが、このごろは枯れてきたのか「好いチームかどうか」に心が響くようになりました。

余談はまだ続きます、すみません。長くラグビーに接していると、所詮は個々人の主観、好みに過ぎないのですが、好いチームかどうかの違いは感じ取るようになるものですね。私の場合、ディフェンスに不安を抱えるチームは好みではなく、好いチームとは思いません。

「関東は相手の良いところを潰すラグビー、関西はお互い良いところを出し合うラグビー」と関東・関西の大学ラグビーの違いを表す人が以前はいました。20世紀末辺りのことでしたが、ここ最近でも関西リーグでは、ディフェンスよりもオフェンス重視のラグビーが展開されてきた感があります。

攻撃時間を多くすることでディフェンス時間を減らし、その不安をカバーする。古くはこういうチームでも好成績を残せる時代がありました。しかし、ディフェンス技術が格段に進歩した現代ではもはや通用しませんし、各地域トップのリーグでは通用させてはならないとも思います。そいういう意味でタイプは異なりますが、数年前の天理、昨年の立命、もちろん関東強豪は好チームと思いますし、この日の京産も頑張ってほしいと思います。

京産大と接戦した摂南も面白い存在ですね。ディフェンスは京産ほど組織性は感じませんが、個々に粘りがありました。留学生を参加させるという点で関西では先進チームです。是非、彼らの能力をうまく活用して、継続して関西の強化に貢献してほしいですね。2年ぶりのAリーグ復帰チームとして敗戦は残念でしたが、良いの滑り出しと見ることもできそうです。京産戦のようにAリーグの力をしっかり体感して、レベルアップにつなげてほしいと思っています。


やはり競技場観戦には、テレビ画面では知り得ない空気があります。今年の同志社の空気、今年の天理の空気、そして対戦の空気を感じたくて、結局14時にはバック・スタンドの上方、グラウンド全体を俯瞰するポジションに移動しました。メイン・スタンドの壁や屋根に反響する声援や応援が迫ってきて、久しぶりのバック・スタンドはなかなか良かったです。

天理-同志社戦は同志社がディフェンス一本で勝ったと思いました。甘いものではないと知りつつ申しますが、この日のディフェンスを残り試合すべてやり切ることができるなら、関西リーグは大火傷することなく、優位に乗り切れるんじゃないでしょうか。そう思わせられるくらいに、関西標準を超える匂いのするディフェンスでした。

密集周辺から天理CTB辺りまでのディフェンスは完璧でした。天理のボール・キャリアーをタックル・ポイントで止めるだけでなく、脚をかいて押し込む意識、踏み込んで接点をドミネートする意識が高く、天理から攻撃テンポを完全に奪い取ってしまいました。

天理は速いFWに優秀なCTBを絡めた攻撃でディフェンス・ラインを下げさせ、可能ならオフロード・パス、ラックになれば速い球出しで縦横に相手混乱させるチームだと思います。しかし、この日の同志社はオフロード・パスはおろか、ラックの球出しもスムーズにさせず、彼らの攻撃の芽を完全に摘み取りました。低い姿勢で素早く前に出て天理のスペースを奪い、「的確なドミネート・タックル」(明大3年須藤君のコメント)によってディフェンス側でありながら、ラックの争奪戦をイーブンに近い状態に持ち込んだのです。

攻撃のスペースが奪われると当然、ボール・キャリアーは自由を制限され、判断の時間的余裕を失い、ラン、パス、オフロード・パス、後続プレーヤーのリップ、ラック、モール、キック等々の選択肢がラックかキックくらいに制限されるものですが、この日の天理は前半台風接近の影響でキックの選択肢も奪われ、苦しい状況に追い込まれたように思います。

もし、天理が前半風上だったらこの試合はどうなっていたでしょう。同志社ディフェンスが攻撃的に機能したのは同じだと思いますが、このゲーム前半のように完璧に封じることができたかどうか。また、通常の気象条件下ではどうだったでしょうか。興味の残るところですね。


近年のラグビーは以前ほど攻撃と防御の区別がなく、ボールを持っているかいないかの違いだけで、要するにラインをどれだけ速く、しかも強く出せるかがポイントのような気がしています。つまり、ディフェンス時は一応のピンチではあるものの、速く、強いラインのプレッシャーがあれば攻撃側のミスで瞬時に立場が切り替わり、その切り替わりの局面で速く、強い攻撃ラインを前に出すことができれば大きな得点源にできるわけです。関東方面の強豪チームはずいぶん以前から強いディフェンスを装備し、ターンオーバーからの切り返しを得点源の柱にしてきました。

その観点からしますと、速く、強いディフェンス時比べて、オフェンス時の同志社ラインはさほどでもありませんでした。同志社は4つのトライを挙げましたが、その内訳はラインアウト→モールを起点にしたもの、相手ゴール前でのSHへのキック・チャージ、スクラムの認定トライ、そして後半のディフェンスからの切り返しトライです。

前半、ほとんどの時間帯で天理オフェンスを封じた割りには切り返しのトライが少なく、得点力とその内容に淋しさが残りますね。ただ、実はこの傾向、この日に始まったことではなくここ数年続いていることでして、今年の春も解消されていませんでした。攻撃時間、ボール保持時間の割りには得点力が低い、ひと口に表現するなら「労多くして、実り少ない」攻撃イメージです。

オフロード・パス等、最短距離のタテ突破を重視するチームが多い中、それを目指しておられるのかどうかは分かりませんが、同志社はヨコ展開のラック主体のように見えます。相手FWをスイープするくらいに意図的で速く、強いラックであれば面白いですが、関西リーグでもそれなりにディフェンス力は上がってきましたので、相当磨きを掛けないとラックは相手を圧倒する速攻にはつながらなくなったように見えます。そのせいでしょうか。ディフェンスからの切り返しという圧倒的優位な状況でも、なかなかトライに結びつくことが少ないように思います。ただし、これはもちろん相手ディフェンスとの兼ね合いですので、この日のような速くて走力ある天理ディフェンスから簡単に得点できないのも分かります。ただ、せっかく上位を目指せるのに・・・・・の残念感は否めません。

また、攻防の切り替え時には判断スピードと正しさの確度に加えて、周囲が反応する高いレベルの連携力も求められますね。これはセットプレーからのお決まりのシステムの連携力とは異なり、ラインの攻防から生まれる不確実性への対応力、チャンスを拡げる判断スピードと正確性、連携力です。ここを関西リーグ中にどう鍛えるか、その結果は大学選手権での結果にもつながっているように思います。

そういう意味では後半、ディフェンスの切り返しで取ったトライはナイスでした。このトライ、最後の場面では3人のファイン・プレーが絡んでいましたね。左中間辺りのラックからBK、FWを混じえたパスでボールは右中間へ大きく移動。遅れ気味の天理ラインで届きそうなのは2番、11番だけ、同志社ラインの端はボール・キャリアーの15番崎口銀ちゃん、次に2番東君、大外が14番松井君の3人でした。天理2番は銀ちゃんと東君をケア、ここで東君はボールを貰える位置を好走、銀ちゃんは東君、松井君どちらにパスするのか、それともそのままランで行くのかを見せずに天理との間合いを詰めます。大外にいた天理11番君は銀ちゃんと東君の動きに引っ張られ、一瞬松井君をフリーにした結果、パスを貰った松井君に抜かれました。数的優位の状況では抜けて当たり前なのかも知れませんが、3人の判断力が光るプレーだったと思っています。

ちなみに、松井君は天理11番君を抜いたあと、さらに最後のディフェンスを抜いてトライしましたが、この場面は彼ならではの競技能力でして、他の選手ならもう1つ繋ぎのプレーが必要になったかも知れませんね。ただその場合でも、末永君が素晴らしいスピードで「次」をケアしていました。この辺りも好い判断力と姿勢だと思います。


前半終了した時点では、「後半25分から同志社がどれだけ動けるのか」が私の興味の中心になりました。風下に回った後半は徐々に差を詰められての残り15分でしたが、グラウンド全体を俯瞰する位置からは天理の選手の消耗が目につきました。同志社ディフェンスと向かい風に苦しめらた前半の消耗、それがここに来て出たのかなと思いました。冒頭、「天理-同志社戦は同志社がディフェンス一本で勝った」と申しましたが、そう思う第一の理由はここにあります。逆に天理のようなチームからすれば、消耗戦で負けたのが一番悔しく、修正に燃える部分かも知れません。


最後になりましたが、同志社がシーズン最初から優秀なディフェンスを見せたことを嬉しく思います。中尾監督以前の同志社は攻撃偏重でしたから論外ですが、中尾監督、宮本監督、山神監督期のどれをとっても、シーズン最初からとなるとこれまでなかったことだと思います。クボタ時代から前に出るディフェンスを標榜して来られた山神監督ですが、この日はそのエッセンスの一滴のようなゲームになりました。今春の同志社ディフェンスは全体的に悪くなかったですが、それを脱関西の匂いがするところまで上げて来られました。

おめでとうございます。

(久しぶりで冗長な文章になったかも知れません。お聞き苦しければ、お許しください)


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Posted on 19:16 [edit]

category: 同志社ラグビー

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