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2013

12/05

Thu.

筑波戦、頑張ってね♪ 

■慶応戦メンバー(9月15日)
1.橋本 2.村川 3.大川 4.藤井 5.藤田 6.水上 7.下釜 8.粕谷 
9.内田 10.松下 11.福岡  12.松下 13.山下 14.久内 15.高橋
(交替)
前半34分: 12.松下→片桐
後半20分:  7.下釜→目崎

■明治戦メンバー(10月6日)
1.橋本 2.村川 3.大川 4.藤井 5.藤田 6.元田 7.粕谷 8.山本 
9.内田 10.山沢 11.福岡 12.松下 13.竹田 14.山内 15.山下
(交替)
前半40分: 6.元田→下釜
後半3分: 15.山下→久内
後半29分: 3.大川→岸、 4.藤井→伊吹、 11.福岡→片桐
後半33分: 1.橋本→河村、9.内田→諸岡
後半38分: 5.藤田→坪井

■帝京戦メンバー(10月20日)
1.橋本 2.村川 3.大川 4.藤井 5.藤田 6.下釜 7.粕谷 8.山本 
9.内田 10.山沢 11.久内 12.松下 13.竹田 14.山内 15.福岡
(交替)
後半0分: 11.久内→高橋、 3.大川→岸


Dサポートネットワークにいらっしゃいませ
http://d-support-network.net/
 
いよいよ今週末に大学選手権の開幕を迎え、2年ぶり出場の同志社は長居スタジアムで筑波と対戦します。大学選手権の筑波とは2007年度、D20-25Tで敗れて以降久しぶりの対戦ですね。振り返るとこの筑波はちょうどその頃から強化が始まり、肉体改造の成果が顕著に表れてきたここ数年は帝京を追うグループの一員として、安定した位置を保っています。特に評価できるのがディフェンス力で、強化の成果が出始めた頃の帝京が「赤い壁」と形容されたように、今の筑波ディフェンスは「青い壁」と表現可能な力はあります。

今年の同志社は春に対戦していますが、結果はD31-33T、5本ずつのトライを取り合いました。その時の筑波メンバーは、
1.加藤 2.千葉 3.大川 4.窪田 5.藤井 6.元田 7.粕谷 8.山本
9.吉沢 10.片桐 11.久内 12.竹田 13.山下 14.竹中 15.高橋
後半27分: 6.元田→稗田、 12.竹田→松下
後半39分: 11.久内→山内
でした。対抗戦メンバーをベストだとすると、大幅に異なるようです。ただ、元田君、粕屋君、山本君の第3列を体感できたのは収穫だったろうと思います。

筑波の試合は慶応戦(9月15日/T12-20K)、明治戦(10月6日/T50-10M)、帝京戦(10月20日/T3-10TK)の3戦を録画しました。同志社-筑波戦を考える上で、その3試合のうち帝京戦はあまり参考になりません。そもそも帝京と同志社はタイプが異なりますし、しかもグラウンドに水が浮く悪条件下のゲームでした。

今季の慶応と明治、特に明治は同志社と似た部分が多いと思います。細かく見れば持ち味は異なりますが、慶応・明治両方とも方向性はスピード展開型のチームです。結果は慶応が接戦勝ちし、明治は大敗しました。明治大敗の理由はゲームの入り方を完全に失敗し、試合を通じてディフェンスが甘かったことです。


■筑波ディフェンスの強いところかも~な点

①FW、BKともに個々が強い。
まずはタックラー、そして次はラックを構成した選手が常にボールのジャッカルに入ります。また、ボール停滞に成功するとラックオーバーを狙ってFWが激しくファイトします。立ってボールに絡む力が強いので、モールにしたままボールを奪ったり、パイルアップでのターンオーバーを狙います。

ここは分かっていても絡まれる部分ですから、特に前半はターンオーバーやペナルティーを取られる可能性はあると思います。同志社オフェンスがタックルポイントでいかに早く、鋭く、強く筑波のディフェンダーをスウィープできるか、そこが勝つための大きな要素のひとつです。テンポ良くボールを動かせる機会が多ければ多いほど、当たり前の話ですがスコアする確率は上がります。慶応、明治のオフェンスは結構この部分ができていました。明治のオフェンスは型に動き方が決め事っぽいですが、よく考えられていたと思います。


②相手のパスミス、ノッコン等の攻撃ミスへのターンオーバー意識が非常に高い。
これは対抗戦チームに総じて言えることですが、この部分の練習を厳しくしていることが想像されます。ディフェンスからオフェンスへの切り替えが異常に速く、全体で意思統一されています。ミスをしても、同志社はターンオーバーやペナルティーを犯さず、何としてもゲームを切らなければなりません。

ディフェンスが厳しいので、同志社オフェンスのミスの可能性は増え、そのアドバンテージ中の筑波のプレッシャーも厳しいことから、当然運動量は増えるでしょう。ミスは起こさないに越したことありませんが、相手あってのことなので起きるのは仕方ありません。攻撃中はマックスの集中力でミスを防ぎ、ミスが起きれば無駄な消耗を防ぐため、早期にゲームを切ってくれることを願います。


③ゴール前ディフェンスが強い。
個々の強さがゴール前で発揮されます。明治FWはゴールラインを割れず、執拗にラックサイドを突いて、結局ペナルティーを犯していました。もちろん、やってみないと分かりませんが、停滞したラックのサイド突破でFWがゴールラインを狙うのは時間帯や状況にもよりますが、その後の消耗を考えると少しリスキーな気はします。


④順目の展開攻撃への対応力が高い。
ただ、順目順目を回しているだけでは、トライどころかゲインを切るのも大変かも知れません。


③相手キックへのデフィフェンスに隙がない。
BK選手のエリアを埋める意識が高く、優秀なキッカーを複数持っているのでキック合戦にも強いです。


■筑波ディフェンスの弱いところかも~な点

①ボールをテンポ良く、速く、うまく動かすと、意外に数的優位な状況を作れる。
スピードある明治FWが完全に筑波ディフェンダーをスウィープし、理想的な高速連続ラックを支配してワイドのBKラインにボールを供給、前半2つのトライの1つは筑波BKをダミーランでまんまと引っ掛けて3対2の数的優位を生み出していました。ちなみに、もう1つは大外の11番の選手へのキックパスから取ったものです。


②順目の攻撃には強い一方、意外に内側に脆さを抱える時がある。
テンポ良くボールが動いている時、慶応も明治もボールを内に返して結構な頻度でラインブレイクできています。ボールがスローダウンしない限り、できるだけ速く外へボールを運ぶのが関西リーグの同志社ですが、積極的に使ってみても面白いと思います。渡邊君の左右にダブルライン(2-ライン)を作り、筑波ディフェンスを混乱させたいですね。当然運動量が要求されますが、中村主将時の選手権で帝京を混乱させ、大勝したのがこの形です。

2年前の正海さんはFBの位置から積極的にラインに入り、裏のSO役で表SOの森脇君とともに相手ディフェンスを混乱させていました。今季は主だったSO役が渡邊君一枚で、スクラムの強さや運動量の割には得点力の低さが気になります。藤本君なら十分やれそうですし、順目のパスだけではなく、スピードある3列やBKを活かす内への返しパスも見てみたいですね。筑波にはおそらく効果的ですし、たとえそうでなくてもボディーブローにはなると思います。

③後半60分辺りから運動量が少し落ちる。
この時間帯までに同志社がどのような得点経過でいるか。対抗戦7試合の総失点が67点の厳しい相手であるのは間違いありません。ただ、プール戦といえども実質はトーナメント戦です。筑波の「堅く行っても勝てる」勝算から、同志社ディフェンスの頑張り次第ではロー・スコアのゲームになる可能性はありますね。もしそうなると、本当の勝負がこの残り20分です。そこまでの消耗度はお互いどうか。スクラムの力量差がどの程度で、それがどのように影響するか。応援席にとっては痺れるような20分、選手たちにとっては至福の20分だろうと思います。



■筑波オフェンスの特徴

①個々に強い選手ばかりなので、原則FWからCTBまでの近場で鋭い前進を図る。そこで楽にゲインを切れるようなら大きくボールを動かして縦横無尽、おそらく手が付けられなくなる。

慶応ディフェンスはさほど鋭く前に出ず、どちらかと言えば受けのディフェンスですが、それでも接点で強いのか筑波をあまり前進させませんでした。明治は完全に受けのディフェンスでして、筑波FWやCTBの思う壺でした。

スクラムで3番が前に出て明治3列を足止めにし、丸裸状態の明治10番を縦突破で狙い撃ち、理想的なラックから8番がピック&ゴーで前進する。前半4分辺りのオフェンスです。明治の身体が動いていないことも手伝って、迫力ある筑波オフェンスの印象に残るシーンです。筑波3列やCTBが渡邊君を標的にするのはセオリーですね。渡邊君+3列のディフェンスに期待しています。

慶応のような受けのディフェンスを同志社がやるには、筑波ではやはり分が悪いです。やはりディフェンス・ラインを面で鋭く前に出し、できればダブル・タックルで止めたいですね。筑波はすこぶる組織的なチームなので、オフェンスで組織力を発揮し切れないフラストレーションをいかに感じさせるか。同志社との戦いよりも、自身のラグビーとの戦いに神経を消耗するところに追い込めたら最高だと思ってます。そうなると、花園は大盛り上がりに違いありません。

ちなみに、筑波は競技能力の高い選手が揃う割には個人技の爆発がありませんね。福岡君など素晴らしい個人技を持っているはずですが、筑波の中では組織的な動きに徹しています。そうそう簡単に崩れる組織力ではありませんが、個々の歯車を微妙に狂わせで分断できれば、接戦を逃げ切る程度には抑えこむことが可能かも知れません。同志社ディフェンスの出来栄えが同志社-筑波戦のゲールレベルを決すると言っても過言ではありません。

②ラインアウトが強い。
不動のLO陣+NO.8の効き目で安定しています。相手ボールに対しては4番が結構な邪魔者でして、スチールしたり、スロワ―のプレッシャーになったりします。また、要注意なのがスロワ―2番→最前列1番へのスローイング、実質パスですね。明治戦では後半2分の自陣10mラインアウトと同4分のハーフウェイライン付近ラインアウトの連続2本で使っていました。1本目は②→①→②→①→⑮と3人による絶妙なパス回しとランスピードでトライを取りました。よく練習されているプレーであることが覗えます。2本目は②→①→②まで成功し、ボールを前に運ぶ成果を見せました。

10mライン付近の、少し相手の緊張が緩みそうなエリアを利用したプレーですね。前半T24-10Mと折り返した「ここから」の明治に、脱力感を与えそうな実に効果的なトライだったと思います。このプレーはノット5mを取られることが多いですが、筑波のこれは精度が高いです。


③各種キックの精度が高い。
タッチキック、ノー・タッチキック、ハイパント、SHのボックスキック等、キックの精度が全般に高いですね。得点でリードを許すと後半はクレバーにエリア確保を狙い、実際効果を上げる力があります。キックの安定度は同志社より上だと思います。


④スクラム、モール
スクラムは慶応に互角、明治に優勢でした。モールは慶応、明治とも止めています。ただ、1ストップまでは前進され、そこから前に動かして2ストップでユーズ・イットまたはラックのパターンでした。その程度の力があるということですね。同志社だとどうなるか、やってみないと分かりませんね。ただ、ここでやられてしまうと決定的に不利を抱えますので、何とか止めてくれることを願うしかありません。

モールといえば、同志社が今季2度試みたいわゆる「エア・モール」ですね。1度目は立命戦、2度目は体大戦で、両方とも失敗しました。流経-東海戦では東海が1度使い、こちらはディフェンス放棄の意志が明確にレフェリーに伝わったのか、レフェリーが流経にユーズ・イットを命じました。つまり、東海の意図は一応成功したのだと思います。また、帝京-日体大戦では日体が自陣ゴール前で使ったらしく、帝京のボール・キャリアーがモールの真ん中を割って突進、日体大の選手が虚を突かれている間にトライしたそうです。つまり、こちらは失敗です。

同志社がエア・モールを使う可能性があることを当然筑波は分かっているでしょう。そこを敢えて使うかどうかの判断は見ものですね。レフェリングが曖昧で、ギャンブル性の高さから使ってほしくない気はしますし、いよいよ追い込まれた時に、悪い流れを切る手段としてのギャンブルはあって良いような気もします。ただ、筑波が冷静でいる間はできたら避けてほしいですね。

「キャ~、観るのが怖い」
ひたすら、それだけの理由ですが・・・。


ずっと以前のこと、テレビ解説者のどなたかが「関西のラグビーは自分の良いところを出し合うラグビーで、関東(対抗戦)のラグビーは相手の良いところを潰し合うラグビー」と違いを表現され、自分はなるへそと思ったことがあります。当時と比べてラグビーはずいぶん様変わりしました。でも、その色合いは双方に伝統文化的に残っているような気がします。

2~3年前の筑波は正にその対抗戦的、ディフェンシブなチームでした。タックラーを頂点とする三角形のディフェンス・ラインを忠実に、しかも鋭く、強く前に繰り出し続ける姿は地味で面白くないのですが、内心、その完成度に舌を巻いたものです。

ディフェンシブなチームからスケールの大きな総合的チームへと、ひと足早く帝京が移行に成功しました。筑波は帝京の後を追っているイメージで、昨年辺りからは築き上げたディフェンス力をベースに、オフェンスのリスクを管理しながらゲームを進める懐の深さを感じさせます。筑波と同志社、両者の強化過程を比べてみますと、筑波が同志社の5年先を走っていると思うのですが、年数の長短の評価は別にして、彼らがずいぶん先行しているのは間違いないと思います。


ただ、日曜日の勝負は別やで。

筑波はベストを出せなくても同志社に勝てるだけの厚みはあるでしょう。一方、同志社は今季のベストを出さなければ苦戦するのも否定しません。ただ、その差は絶望的な差ではないと思っています。何かの理由で筑波が20~30%ダウンして同志社が逆にアップすれば、一発勝負で接戦になり得る程度の差だと思っています。

昨年準優勝校の筑波は強く国立を意識しています。勝ちたい以上に、負けられないのが筑波ですね。強いディフェンスからの切り返し、エリアを有利に進めて同志社ゴール前のラインアウト→モール。オフェンスはCTB辺りまでのFWの近場で勝負、9番からのボックスキックで同志社ディフェンスを崩しにきそうです。

同志社がそこでやられてしまえば話になりませんが、逆に抑えることができればチャンスです。筑波の攻撃を抑えられているということは即ち、同志社の選手が動けていることを示しています。慶応も明治も意図する形で結構な頻度、筑波相手にトライやチャンスを作れていました。テンポ良くボールを動かせれば、同志社のパス能力は慶応・明治以上だと思っています。十分闘えるものはあるはずでし、加えて筑波は後半60分辺りから少しパフォーマンスが落ちます。

実は体大戦後に録画観戦の感想を仲間に述べたところ、競技場観戦した仲間から「メガネを掛けなさい」と言われました。(もう、掛けとるわい!/笑)
確かに、あのゲーム最初のトライ、体大にやられたやつですが、あのディフェンスは国立に行きたいチームにしては恥ずかしいものでした。記憶に残っているところではもうひとつ、前半最後の「あわや体大トライ」のディフェンスも恥ずかしいですね。まさか大学選手権であのディフェンスをしないとは思いますが、もし筑波相手にやっちゃうと明治か、明治以上に南無阿弥陀仏でしょう。

余談ですがあの試合、体大には後半3トライされました。でも、そのうち少なくとも2つは同志社のズッコケ・トライです。ズッコケで取られるのはもちろん悪いことですが、話のネタにはなりこそすれ、同志社として恥ずかしいものではないと思ってます。恥ずかしいのは先に挙げたような、鋭く前に出てスペースを消すのが生命線であることを理解しないディフェンスです。ところで、追いつかれるトライの起点となった八木君のプレー。判断はともかく、彼のガッツは買いだと思ってます。

冒頭、2007年度の大学選手権、筑波戦の紹介をしましたが、それは同志社ファンなら忘れることのできない前川主将の時のゲームです。古いものですから引用をお許しください。その時のインタビュー記事を抜粋して引用します。
http://www.rugby-japan.jp/national/college/2007/id3978.html

「筑波の強さは充分警戒していたが、いざゲームが始まるとDFの強さに面食らってしまった。関西で通用していた攻撃がまったく通用しなかった。後半ゼロチャンネルでのDFを強化され、巧みにチャンスを潰された。DFの差が敗因と言っていい。後半の鋭いダブルタックルに対し、充分な対応ができなかった」(前川主将インタビュー)
「同志社のFW周辺を重視したアタックに対し、DFが充分対応できた。BKラインのDFが最後まで崩れなかったことは評価に値する」(筑波側インタビュー)

面白いですね。この時の筑波はディフェンスで接戦に持ち込み、鋭いダブルタックルで同志社のFWの強みを封じ、ノーサイドの瞬間を5点差で逃げ切りました。

D25-20T、日曜日のゲームはこの最終スコアが好いですね。スピーディーなラックとダブルラインの幻惑で25得点、鋭くプレッシャーをかけ続けるディフェンスとできればダブルタックルで20失点です。2007年のお返しがまだできていません。その後の6年で立場は逆転し、同志社が100%チャレンジャーになった今がそのチャンスです。

やる前は難しいはずだったのに、
やった後は意外に簡単なことだったように思える。


結果を考えず、やるべきことをやる人間にはよく訪れることですね。
同志社はとにかく、筑波戦を満喫しましょう。
あなたたちがベストを発揮する、それが一番の魔法だと思っています。

PS.
この文章を作っている間に、近鉄との合同練習、そして立命との合同練習が組まれたとか。DSNのヘッドライン記事によると、立命との合同練習は山神監督のアイディアと行動力によるものだそうですね。近鉄との合同練習も同じでしょう。監督のファインプレーに賞賛を贈ります。立命は筑波と方向性が同じですし、同志社は慶応と方向性が同じです。お互いにとってWIN-WINの、本当に素晴らしいアイディアですね。

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Posted on 21:53 [edit]

category: 同志社ラグビー

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