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2013

10/19

Sat.

同志社の歴史的転換と新システム(仮)② 

レポートの表題を「同志社の歴史的転換と新システム(仮)」としました。現在の同志社では新システム(仮)と言えそうなものが構築途上にあり、そのシステムはここ30年の理念に外れているという意味で「同志社の歴史的転換」を示していると思ったからです。

もちろん、私の目に見えているものが正しく事実を表しているとは限りません。田辺グラウンドに起きている好現象への疑問からスタートし、思考の積み上げで疑問の解消、結論を導いているつもりですが、自分の願望が高じて、無いものが見える愚を犯している可能性もあります。そういう意味で(仮)を付けました。

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■同志社に生まれつつある新システム(仮)

この新システムとは強化システムのことです。

話は一年前の菅平に遡ります。昨年8月26日、同志社は明治とA、B、C(明治はD)戦の3戦を行ない、Aが大敗、Bが接戦負けの健闘、Cが接戦勝ちの健闘を見せました。

Aの大敗を受けて、正直この日は報告する内容に困りました。
糞味噌にこき下ろすのもひとつのレポートですし、むしろそれが本筋かなという考えはありますが、所詮は職業レポーターではなく、好き勝手にやっていることですから、「何かポジティブなことがあればそこをレポートしたい」を自分のスタイルにしています。と言っても、大敗から意図的に目を背けているのではありません。起きたことをわざわざ言葉で再現しなくても、得点差が文章以上の雄弁さで現実を物語っていると思います。

ピックアップできるものが何かないかな・・・。そう思いながら3つのゲームを反芻すると、同志社と明治、両者の微妙な違いが目が止まりました。全チームが同じラグビーを実践している同志社、Aチームのスタイルが明確で力量も突出している一方で、B→Dへとスタイルが不明確になり、個人技頼みの印象が強まる明治、この両者の違いです。

私はこれを「チーム・マネージメント」の違いとして捉えました。部内で同じラグビーが共有され、その実現を目標にしていることがチーム・マネージメントに当て嵌まるかどうか私は知りません。ただ、そういうチーム、特に関東方面に多いそういうチームの強さは思い知らされていましたから、それをチーム・マネージメントの一環と捉え、羨ましがってきたんですね。

また、同志社にチーム・マネージメントがあったためしがないと思っています。否、後述しますが中尾監督の時代は微妙でして、もしかしたらあったかも知れないし、なかったかも知れないです。ただ、いずれにしても中尾さんの時代を含めて同志社は学生主導を不文律にしてきました。つまり、マネージメントは各年度の4回生に委ねられ、毎年様変わり、1年限りできたということです。

同志社が勝てなくなった初期の主要因はそこにあると思っています。チーム・マネージメントらしきものを同志社に見て、単に嬉しいだけでなく、希望を見た気分になった感じです。大敗の影響もあって、少しそこにしがみついた感は否定できませんが・・・。


あれから1年、先日行われた関学戦(ジュニア、C、D)天理戦(同)では、同志社がラグビーの質、熟成度で相手を圧倒したと思います。2年前に導入されたラグビースタイルが広く学生に共有され、理解が深まり、3年目のここに来てサマになってきた感じです。

AからDがそれぞれレベルで、ひとつのラグビー、同志社展開スタイルに迷いなく挑戦しているイメージですね。「石の上にも三年」とはよく言ったもので、3年の継続を通して、身体能力の高いAチームだけではなく、否、むしろ相手ディフェンスのプレッシャーが弱まるB、C、Dが同志社展開スタイルを楽しんでいます。

選手個々に目を向けますと、今年は選手層の厚みが格段に増しました。おそらく、B以下の試合を観戦される方は同感いただけるでしょう。成長した学生の人数と勢いは「雨後の竹の子のごとく」と表現しても差し支えないくらいです。田辺グラウンドにお邪魔するようになって5年、これはいまだかつてなかった現象です。「おっ!」と思わせる選手は1回生を含めると、両手両足の指の数を軽く超えてきます。

これは喜ばしいことなので「黙って喜んどけ」的な話ですが、私にとっては違和感でもありまして、「なんでそうなるの」の疑問を抑えることができません。大量の選手が目に見えて競技能力を上げ、早くも多くの1回生が活躍の場を得ている。こんな同志社は私の知る同志社ではないんですね。だから、自分なりに原因を模索しました。


4回生のまとまりが良く、3回生の元気が良い。
学生との信頼関係に山神監督が丁寧に向き合われた。
巷間評判の高い1回生が多く入部した。

建設的な刺激が集団の意識を高めるのは確かです。ただ、これらのメンタル的な要素はモチベーションの下支えとしては重要ですが、20人を軽く超える、もっと丁寧に見ればきっとそれ以上の学生が競技能力を上げ、確かに優秀ではあるけれど、こうも早く多くの1回生が活躍する状況を説明する主原因とはなり得ません。たまたま的な偶然の理由ではなく何かシステマティックなもの、その存在がなければ起こり得ないことだと思うのです。


同志社の選手層を厚くしているものの正体、何かシステマティックなもの・・・。

システムの定義をいくつか紐解いてみました。抽象的な概念なので表現も抽象的ですが、要するに、全体、たとえば組織や集団、機械などの目的達成のため、個々の要素、たとえば部署や個人、機械部品をうまく機能させtyle="color:#FFFF00">まとめる仕組みがその定義のようです。

この定義に照らし、言葉を具体化することで、私が思う強化システムをご説明します。

全体」はもちろん、同志社大学ラグビー部を指します。彼らの目的の最終形は大学選手権制覇に至る好成績を残すことです。ただ、実際にはそこに至るには強化過程が必要になりますので、ここではその前段階の「目的達成」として、同志社展開スタイルの追究を対象とします。つまり、同志社展開スタイルを極めることが好成績につながる発想です。
個々の要素」を指すものは本来は各種あるんですが、今回はグラウンド上の現象に特化して学生各選手に絞りました。また、「うまく機能させ」が指すものは、既に紹介しました選手の成長と選手層の厚みの増加になります。


つまり、同志社大学ラグビー部は同志社展開スタイルの追究を最終目標達成への第一目標にし、その追究を通して選手が成長し、選手層の厚みが増しているですね。これが現在の同志社で起きている現象です。


最後に、システムを回転させるソフト役である「まとめる仕組み」について、思うところを下記に示します。

(強化システムの仕組み)

まず、2年前に導入されたラグビーである「同志社展開スタイル」が練習の最上位課題に据えられている。

その追究が日常活動の優先順位第一となり、そのことが全選手に浸透、理解、共有されている。

いかに同志社展開スタイルにフィットできているかが試合出場の判断基準となる。選手にとっては単純明快で自己分析しやすく、目標設定も具体化しやすい。

各ポジションへの要求に応じて、各選手個人が競技能力面、判断能力面、精神面でよりフィットすることを追究する。総合的に競技能力を漠然と上げるのではなく、同志社展開スタイルに合う自分の特長を伸ばし、弱点を減らすことに集中できる。

より上位のゲーム出場目指してポジション争いが活性化し、ラグビーに取り組む姿勢が、考えることと行動することとの2本立てになる。

素質的に競技能力の高い選手の有利は否定できないにしても、隠れた才能を自分で引き出したり、既に持っている特長を大きく伸ばすことで、結果的に自分の殻を破るチャンスを同志社展開スタイルの追究が全選手平等に与えてくれる。

より上位のゲームを目指して同志社展開スタイルによりフィットするか、しないか。今の自分より先に進むか、進まないか。そこが完全に自己責任となり、クラブ内の規律は簡単明瞭となる。ただ、おそらく、このシステムには上昇志向のベクトルが自然にはたらく。

同志社展開スタイル追究の選手供給源が上位スコッドの限定的にならず、全部員がその供給源となる。



同志社展開スタイルの熟成、追究、進化が好成績を残すのための目標となり、同時に手段ともなるシステムですね。少し乱暴な表現ですが、百数十名の部員のためにラグビースタイルの選択肢が用意されるのではなく、唯一のラグビースタイル追究に全部員が参加する構図ですね。選手たちの「ゲームに出たい!」という欲望、上昇志向のエネルギーが回転させるシステムでもあります。

それは企業や組織のような組織図や仕組み図ありきのシステムではありません。唯一の具体的な目標設定で集団を単純明快化、機会平等化させ、「ラグビー選手にとってのゲーム出場」という本能的エネルギーで大集団を回転させる、自然発生的システムです。組織図で組織論の講義を受けるより、社会経験の少ない百数十名の学生にとって遥かに適したシステムと言えます。


宮本前監督が「唯一のラグビー」を同志社に導入された時、この自然発生的効果を意図しておられたのかどうか。また、彼と二人三脚でやって来られた山神監督も視野に入れておられたのかどうか。興味あるところですが、もちろん分かりません。ただ、お二人ともトップリーグ監督経験者です。少なくとも、想定内でおられたと考えるのが自然ですね。


ただ、このように長々と書いていますが、こんなもの今やトップリーグはもちろん、大学でも関東方面強豪を筆頭に以前から常識的でして、おそらく見る人が見れば嘲笑されるでしょうね。「今ごろ、なにを得意そうに喜んでんの。馬鹿じゃねえの」だと思います。自分がその立場なら、間違いなくそう思います。でも、同志社が歩んだ独自の歴史があります。それを否定するのは簡単ですが、正しいこととは思いません。どのような形であれ、自らの意志で歩んだ歴史は尊いと思います。



2年前に宮本監督がされたことについて、いずれどなたかがご意見を表明されると思ってきました。なぜなら、これは同志社の歴史的転換を示すことのように見えますので、私は歓迎する立場ですが、反対の立場の方もおられるだろうからです。しかし、各種掲示板の範囲内のことですが、どなたも意見表明をされませんでした。と言うか、あるのは同志社の強弱予想の話題ばかりで、同志社で起きていることに目を向ける人はいませんでした。


次回はその辺りを中心にレポートいたします。新システム(仮)の説明が思いのほか長くなってしまいましたので申し訳ありません。予定を変更して今回はここで切り、次回、「同志社の歴史的転換と新システム(仮)③」をレポートいたします。

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category: 同志社ラグビー

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