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2011

09/30

Fri.

関西ジュニアリーグ立命館大学戦、コルツ練習試合(9.24) 

■関西ジュニアリーグ立命館大学戦、コルツ練習試合
■2011年9月24日(土)
■田辺グラウンド
■天候 晴れ
■風: 少し影響あり
■結果: D26-33R(ジュニア戦)、 D36-33R(コルツ練習試合)

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遅くなってゴメン!②

お仲間にJR石山駅からクルマに同乗させていただいて、はじめてBKCにお邪魔した。
試合開始の30分ほど前の到着だったかな。グラウンドサイドに観客がまばらなので「さすがにここまで来るのは大変やもんな」と思ったら、「上で観よう」というお仲間の声。上?、上ってどこよ・・・。


「上」はちゃんとありました。グラウンドを臨む10mばかりの崖の上まで、山で言えばケモノ道のような小径を登ると、なんとそこにはすでに田辺で見慣れた皆様のお顔、お顔。
ハア~、同志社ファンはすごい。

お仲間が用意してくださった折りたたみ椅子に腰掛けてグラウンドを一望。崖がグラウンドのサイドラインに平行なので、まるで競技場のロイヤルシートに腰掛けてるような感じ。ロイヤルシートに腰掛けたことないけどね。それに、丘を駆け上がってくる秋風の心地良いこと。
皆さん、BKCの「上」にお邪魔するときは、折りたたみ椅子をお忘れなく。それと、小さいけど数で勝負してくる「ひっつき虫」にもご注意ね。昔よく見たイガイガのかわいいひっつき虫じゃなくて、繁殖能力ムキ出しのちょっぴり不愉快なやつです。


今年の立命は興味深い。
この日のコルツとジュニア、その後録画で翌日のAリーグ関学戦を拝見したけれど、どのカテゴリーもみんなスタイルが同じ。ということは、部全体でやることが決まっていて、そのパフォーマンスと精度の高い順にA→ジュニア→コルツと分かれている感じ。春シーズンに同慶定期戦の慶應を見たけど、録画で見た対関学戦の立命館のラグビーは、「おまいらね、慶應か?」と思わせるようなスタイルだった。慶應の方が、使うラインの幅がもう少し広そうだけど。


■立命館大ジュニア戦
やるべきスタイルがあって、それを迷いなくやって来るので、立命の攻撃は迫力がある。
前半同志社は先行したものの、3連続トライを喰らってD5-21Rで折り返した。
前半27分ごろ、最初のトライを取られたときのメモ。
「R、個人能力高。12番、8番、4番、2番。形と個人圧力でDのディフェンス前に出れず」

立命のラックの入りや、ラックのオーバーは素晴らしい。そこから素早く展開、CTB辺りまで展開しては相手に内と外を意識させてさらにラックを継続、最後は内にFWのスピードとパワーを備えた選手、内外にCTBでゴールラインを割る、それが彼らの原則スタイルだと思う。
前半、迷いのないスピードとパワーが生み出す立命のテンポに同志社が受けてしまったのか、ディフェンスが前に出れず、取られた3つのトライはやられるべくしてやられた感じだった。

後半12分頃でD12-33R。
ここ数年の「悪い流れに呑まれて、流されてしまう」同志社の精神力レベル。
正直なところこの時点、観戦者として「う~ん」と思ってしまうオイラが鎌首をもたげた。ところが、である。今年の同志社はやはり違うようだ。ここからの約15分間が一進一退の「分水嶺」だった。
ほんの少し立命のパフフォーマンスが落ち始めたので、立命からすれば圧倒すべきところを圧倒できず、同志社からすればトライに至らせない程度に相手の圧力を止め始める。
後半25分すぎ、FWがゴール前を攻めてD19-33R。
さらに立命の圧力が弱まり、同志社のディフェンスがほんの少し前に出るようになり、スクラムでも優勢を見せ始めた後半35分すぎにはD26-33R。
その後、ロスタイムでも相手を運動量で上回り、同点への確信的な期待が高まったが、立命ジュニアもさすがで、そこは逃げ切った。立命ジュニア、勝利おめでとう。

立命の勝因は、前半からず~と「やるべきスタイル」を貫いたこと。そして、同志社の追い上げを許した原因は、パフォーマンスを最後まで維持できなかったことだ。
同志社の敗因は、前半立命の攻撃をディフェンスが受けてしまい、そこを修正する「何か」を持たなかったこと。追い上げられた原因は、だれが目立つわけでもなく、TRUSTディフェンスをチームとしてやり続ける「TRUST」がチームにあったこと、そしてそれが相手のディフェンスを上回るとき、トライする攻撃力も必然的に蘇ったことだ。

後半10分すぎまで、立命のレベル9の攻撃力が同志社のレベル8のディフェンスを上回り、そこから15分間、立命レベル8の攻撃力と同志社レベル8のディフェンス力が拮抗、んで、試合終了まではレベル7.5に落ちた立命パフォーマンスをレベル8の同志社パフォーマンスが上回った。こんな感じの試合かな。

同志社として賞賛すべきは、試合を通してパフォーマンスが落ちないことにあると思う。
ただ、後半の立命の反則数は14。これで同点・逆転に至らなかったのは少し残念かも。「個人能力が上の選手が相手に多い」と言ってしまえばそうかも知れないが、でもそれって今日のジュニアの諸君には受け容れられないはず。


■立命館大コルツ練習試合
この試合もジュニア戦と同じような経過をたどる。
立命コルツの同じようなスタイルの攻撃に、前半17分ごろまでにアレヨアレヨの3連続トライでD0-21R。その後、同志社が2本、立命が1本取り合って、前半はD14-R28で折り返し。13番徳平駿君(徳ちゃん)のオフロード、8番圓井仁志君のパフォーマンスがグッド、グッド。

後半は20分内でお互いに1本ずつ取り合って、D19-33R。
後半開始早々、幸先良く同志社が先にとったあとのリスタートキック。この試合、同志社はリスタートのミスからの失点が多かったが、それがここで出て即立命に離される。

後半20分、やはり立命のパフォーマンスが少し落ち始め、彼らの攻撃を前で止められるようになって来る。で、そこからは3連続トライで逆転だ。後半25分ごろからは、TRUSTディフェンスに「相手の攻撃を止められる自信」めいたものが見え始めたように思った。
同志社コルツ、勝利おめでとう。

この試合。
立命がやってくることは相対的にジュニアと同じ、対する同志社のTRUSTも同じ。
大きく違ったことはひとつ。それは立命コルツのパフォーマンスが後半20分、立命ジュニアよりも早く、そしてその先、目に見えて落ちたこと。対する同志社のパフォーマンスは、ジュニア同様最後まで落ちることがなかった。

大学ラグビーが各大学チームの総力戦だと考えるなら、今季の立命や同志社のようにA→ジュニア→コルツと、それぞれのカテゴリーにパフォーマンスの違いが当然あるにしてもそこに同じ理念やスタイルが1本通っている姿を見ると、関西の「強化」という意味合いにおいても嬉しい気がしますね。

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