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2011

01/05

Wed.

長崎北陽台 

■高校ラグビー長崎北陽台-慶應戦
12月30日、花園第1G

1回戦、大きさで上回る遠軽を相手に、
固まりで前へ出るFW、FW・BK一体のスピーディーな集散で
大差の勝利を収めた長崎北陽台。
この試合、運動量の多い試合だったにもかかわらず、
14の尾崎君はほとんどボールに絡むことなく、
後半途中で控え選手と交替していた。

2回戦の慶應はシード校だが、長崎北陽台の1回戦の戦いぶりからして、
この試合は、接戦の可能性や長崎北陽台の勝機を予想が許されるものだったと思う。

試合前半は慶應の持ち味が出た。
接点の強さと自信がありそうなモール攻撃。
1回戦で思うようにボールを動かせた長崎北陽台だったが、
全体に受け気味、押され気味で、
「ああ、これがシード校のひと味違うところか」
と慶應から感じさせられる展開だった。
とは言いながら、長崎北陽台0-12慶應で点差は12点差。
一見慶應ペースに見えた前半だが、
「実は長崎北陽台ペースだ」と後半を期待した方が、
関係者におられたかも知れないと想像される微妙な点差。

ハーフタイムでのオイラの興味はただ一点、
「長崎北陽台の選手が慶應のブレイクダウンから受けたダメージ」
だけにありました。
筋力ダメージばかりは、外から見て分からない。
大きければ慶應が徐々に突き放し、最後は「さもありなん」の点差がつく展開。
ダメージがさほどでなければ、後半も前半同様グラウンド中盤での攻防が続く接戦。
ただし、長崎北陽台が勝つには集散で少しでも慶應を上回り続け、
慶應の形であるラインアウト・モールを自陣ゴール前で作らせないことが必須だ。

結果から言うと、長崎北陽台が受けたダメージはさほどではなかったようだ。
また、集散スピードでも後半は少しずつだが慶應の選手を上回った。

8分、長崎北陽台は早い展開に少し受け始めた慶應のペナルティーを誘い、
最後は14番に入った尾崎君が相手ディフェンスの数が揃ったところを、
慶應7番のタックルをずらしながら、引きずってトライした。
これで長崎北陽台5-12慶應。

やはりラグビーは、当たり前のことだが人間がするスポーツだ。
この辺りから長崎北陽台の選手の集散、出足が、慶應の選手を呑み込み始める。
直後の10分。
慶應がターンオーバーしたラックからのキックを
出足良く長崎北陽台5番がチャージ。
絶好のところにボールが転がって取るかキックなら大チャンス!
5番君の判断は「手でボールを取りに行く」で残念ながらノッコン。
観客席のオイラは「ああ~、キックすりゃええのに」だったが、ビデオで見ると、
楕円球の転がりが最後の一瞬ズレて、キックの選択肢はなかったようだ。
ごめんちゃい。

ラグビーはまず格闘技の攻防、次に集散スピードの攻防、
次にスキルの攻防、次に判断力の攻防で勝敗が決まるように思う。
なお、ここまでの要素には人間の精神力が影響する。
そして、もしここまでの総合力に彼我の差が無い場合、
最後は楕円球の転がりの偶然が勝敗を左右する。

どんな試合でも楕円球の転がりの偶然は起きている。
しかし、多くの試合はそれ以前の要素で彼我の差が出るので、
勝敗の要素に楕円球の転がりが意識されることはない。
しかしこの試合は、最後の要素まで引っ張り出した素敵な試合だった。
この要素は、楕円球の神様が為せる仕業でもあるので、
ラグビーの神様が臨席した試合だった」と表現してあげたくもなる。
ラグビーの神様は、グラウンドに立つ選手の熱いパフォーマンスが呼ぶのである。
長崎北陽台と慶應の選手に拍手だ。

後半15分。
長崎北陽台が押す展開は変わらない。
慶應ゴール前右隅マイボールスクラムから、
長崎北陽台が見事なサインプレーを決める。
クロスに走り込んだ13番、15番が見事に慶應ラインを混乱させ、
空けたスペースに14尾崎君が走り込んで中央にトライした。
もちろんこれで、長崎北陽台12-12慶應。

慶應はなんとか敵陣を目指すも、安定して入れず自陣に戻される。
後半23分。
慶應ゴール前ペナルティーからの速攻で、
長崎北陽台FWがインゴールに入ったが、「グラウンディング出来ず」の判断。
その直後の5mマイボール・スクラムからは右展開。
ラックからのパスを13番がファンブルしかけるもなんとか我慢、
右の14番尾崎君に渡れば慶應のディフェンス枚数は0、
完全にトライのシーンだったが、慶應タックルにパスが乱れトライは無かった。
このシーン、ファンブル持ち直しと慶應タックルに一瞬の間があったので、
即ボールを離していればトライだったかも知れない。

この一瞬の中に、ラグビーではいくつかの選択肢が詰まっている。
この場合キックの選択肢は薄いとしても、自分で行くかパスするか。
さらにタックルを受ける前にパスするか、受けてから安定したパスを出すか。
おそらく13番はより大事に行こうとして、
たまたま14番との呼吸が一瞬ズレたのだろう。

この瞬間のこの事象を、評価することは許されない。
ここに人間スポーツ、ラグビーの尽きない魅力がある。
この瞬間の悔しさ「あのとき」は13番と14番の脳裏に残り続けるかも知れないが、
この悔しさもまた、将来13番と14番だけに語れる二人の一生の宝物になる。

27分。
長崎北陽台がペナルティーゴールを決めて、
長崎北陽台15-12慶應。

直後の慶應リスタートキック。
観客席では「無理するなよ、無理するなよ」と長崎北陽台に念仏を唱えていた。
何度か見た試合のデジャブが唱えさせる念仏。
しかし、オイラの念仏は何の効果もなかったな。

観客席からはボールを受けた長崎北陽台の8番が、
少し無理したように見えた感はある。
しかし、どうだろう。
今まで彼らが勝ち抜けて来るにあたり、
この8番の力強さが、チームの推進力になって来たのは間違いない。
その彼が自分を信じて、自分のプレーを貫こうとした。
観客席のおっさんの評論など、退屈な結果論に過ぎない。
それよりも同時に、慶應23(?)番の執拗なディフェンスを賞賛すべきである。
ここで起きたノットリリースの反則と、さらに言えば後の慶應逆転勝利も、
彼の愚直で忠実なプレーと、それを選手が実践するように育てられた
慶應関係者のみなさんが生んだと言っても、過言ではないように思われる。

尾崎君。
グラウンドであなたに会えるのを楽しみに待ってま~す♪
これから4年間、宜しくお願いしますね。
遠いところから来て、仲間になってくれる君に感謝してまっせ。
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Posted on 15:13 [edit]

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