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2015

06/18

Thu.

2016招待試合明治大学戦(6.07) 

■第19回伊那市大学ラグビー招待試合
6月7日(日)明治大学戦
■伊那市陸上競技場
■天候: 晴れ
■風: 前半風上
■結果:  D28-33M

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早稲田戦の名古屋に続き、この日もグリーンさんのクルマに便乗し合っての伊那遠征でした。
花園や宝ヶ池、西京極や瑞穂などの競技場とはひと味異なり、伊那は「今年もお邪魔させていただきます。1年ぶりですね、お元気でしたか」と心で呟いてしまうような、里帰りの経験がない人間にとってはどこか嬉しさを伴います。地元の方々の手で作りこまれてきたイベントが、20年近くも続きました。伊那の皆さんにとってはもちろんですが、同志社ファンにとっても伝統ある初夏の風物誌になりましたね。私たちは伊那の皆さんに感謝しなければなりません。本当に有難うございます。

伊那の皆さんへの感謝とは別に、近年、同志社の観戦意欲が薄れ行く自分が確かにいて、そんな自分がお邪魔することに心苦しさを覚えなくはありません。ところが不思議なもので、入り口で伊那の皆さんのご挨拶を受けると、たちまち「ああ、今年も来て良かったな」と思わせられます。ひとりでも多くの人を歓迎したい。輝く笑顔が伝えるお気持ちに、つまらないこだわりが溶かされるからです。

勝手知った競技場に席を占め、正面に美しい山々の遠望し、時折り伊那谷を渡る爽やかな風に吹かれながら、芝に映える高校生たちのプレーを堪能します。そして、変わることのないこのシチュエーションが毎年私をタイムスリップに誘います。ふと思い起こされる過去のゲームの数々が、その時々の友人や自分の心持ちまで蘇らせてくれます。


今季の同志社Aは関大戦、早稲田戦に続き3戦目の観戦です。今春の同志社はディフェンスの安定感が格段に増し、これらの2戦は相手の攻撃をほぼ機能させませんでした。特に早稲田戦では素早く相手のオフェンスラインを包みこむディフェンスが効果的で、オフェンスのプレッシャーに差し込まれず、タックルポイントで確実にボールを止めて次の備えを早く取り、一歩ずつ早く攻撃的にプレッシャーを掛け、数多くのターンオーバーやミスを誘発させました。


ディフェンスが差し込まれるか、差し込まれないか。オフェンスがディフェンスを差し込めるか否か。勝敗の天秤棒があるとすれば、現代ラグビーではまずこの接点の攻防で棒の傾きが決まりますね。勝負の趨勢やゲーム展開はまずブレイクダウンの優劣で決まりますが、そのブレイクダウンに大きく影響するのが接点の強さです。

ブレイクダウンで遅れをとれば少しずつプレーに無理が生じ、無理の蓄積はいずれ祟ってフィットネス消耗の悪循環を招きます。逆に一歩、二歩先んずれば相手のミスや反則、ターンオーバーの確率が増し、何よりも相手のエネルギーを消耗させる好循環を生み出します。ラグビーの華はトライですが、花にとって根がとても重要であるように、トライにとってブレイクダウンが重要な要素であるイメージですね。ゲーム時間のほとんどを占めながら、意外に目立たず地味なこのブレイクダウンですが、ラグビーを大きく育てるためには、この地下に潜む根にも似たブレイクダウンを地道な練習で太く、丈夫にしなければなりません。

私は60の大台越えを実体験中の人間です。古いフライパンには焦げがこびりつくものですが、負け試合の記憶が脳裏にこびりついて困ります。ここしばらく、と言っても早くも10年ですが、ここしばらくの同志社に好循環チームがあった記憶がなく、むしろ悪循環のチームであり続けたように思います。ところが今春に限って言えば、関大戦も早稲田戦も正に好循環型で、優勢なブレイクダウンのボディーブローが相手を消耗させ、後半に相手を圧倒するゲーム・パターンを描いてみせました。


チームの方針に基づくスケジュールが優先されるのが春シーズンだと思います。どのチームも結果へのこだわりは秋冬ほどではないはずで、戦績は工程表の早い遅いが影響するでしょう。また、チームの状態は5月初旬と6月下旬では大きく異ります。対戦した時期によって、ゲーム内容が大きく異なるのは当然あることだと思います。同志社に大敗した立命ですが、1週間後の天理戦では素速いディフェンスが天理を苦しめていました。1週間で立命が大きく好転したのか、それとも天理側に問題があるのかは分かりません。ただ、春の戦績がそもそもの不確実性を帯びていることは、このゲームが示唆しているようには感じました。

ですから、春に他校との力関係を比較するのはナンセンスです。ただ、そうは言ってもチームの傾向を感じる材料になることは否定できませんし、早い時期にある程度までチームを仕上げてこその好戦績ですから、そこに意識の高さを感じ取ることはできそうです。どのチームもそうだと思いますが、特に同志社は学生の意識に左右される傾向が強いです。そういう意味では意識の高さが窺える今春の同志社Aには、その意識を拠り所にした成長のポテンシャルを感じることができます。

ポテンシャルという点では今春の早稲田は例年になく異常ですね。清宮さんが監督をされて以降でこんな早稲田は記憶になく、1990年代後半以降おそらく初めてだと思います。瑞穂で感じた早稲田には対抗戦の香りがまったくせず、むしろ関西リーグの匂いさえ嗅いでしまいました。攻防とも同志社に追い詰められる内容の悪さに、「こんなの早稲田じゃない」と思いました。

大勝した勝者側の尻馬目線で思うのではありません。スポーツ科学の重要性に早くから気付き、ここ20年、学生ラグビー界を牽引し続けた早稲田ですから、同志社には感じることのない類のリスペクトを感じています。日本代表のS&C(スロレングス&コンディショニング)に参画された村上貴弘さんを今季から招いておられるそうですね。日本ラグビー強化に貢献するためにも、学生のS&C強化に成功し、早期に巻き返されることを願っています。


さてさて、伊那で見た今春の明治です。
かつては重戦車と形容された明治でしたが、近年はスピード重視のラグビーを追究しています。クラブにS&C強化を定着させたように見えるグループ、帝京、筑波、東海を「王道系」とすると、明治はおそらくそうではない「その他大勢」の1クラブです。接点の強さでは帝京、筑波に分がありますので、劣る部分をスピードでカバーする方向性です。ポテンシャルの高いFWが持つある程度の強さに加え、スピードでブレイクダウンを優位に進めるスタイルですね。

ハマるとスピード感のある面白いラグビーをするので、昨年の対抗戦ではある友人が「明治が面白い」と評していました。大学選手権セカンドステージ第1戦、西京極の関学戦では攻防ともに速いラグビーを仕掛けていて、懸念した後半のフィットネスも関学相手には問題なく、特にディフェンスでは最後まで関学オフェンスを上回り続けました。「ニュー明治」とも言えそうな姿に感心させられたものです。

ただ、セカンドステージ第3戦では、長年の努力でS&C強化を定着させ、ここ5年は安定してその成果を表している筑波に完敗しました。接点の強さ、スピード、スキル、フィットネス、選手層の厚みがブレイクダウンを制する重要な要素だと思っていますが、中でも強さは大きく物を言います。強さに劣る部分をスピード、スキル、フィットネスでカバーしたい明治でしたが、総合力の王道を行く筑波にはやはり難しかったです。王道系のチームとその他大勢チームには大きな壁があるはずだと思っていましたが、その実証を見せられたような気がしたものです。

ブレイクダウンの各要素を総合的に強化する王道系チームに対して、その他大勢チームが付け入る隙は極めて少なく、と言うより私には見えません。特に帝京のブレイクダウンは強さ、スピード、スキル、フィットネス、選手層の厚みで他を寄せ付けず、筑波、東海の2段階先を行ってるイメージです。クラブにS&C強化を定着させられない「その他大勢チーム」の何段階先を行っているのでしょう。肌感覚でもイメージ不能です。


何だか前置きばかりですみません。

伊那の明治は「方向性は昨年と同じ」でした。前半の明治は非常に良かったです。接点のスピードとパワーに加えてスキルが良く、ブレイクダウンを有利に進めました。目指すラグビーのやり切りに成功したと思います。
印象的だったのは4本目?のトライで、同志社の反則で得たゴール前のラインアウト→モールで圧力を掛け、ディフェンスの意識をモール周辺に集めたところを左展開してのトライでした。以前の明治だとモールにこだわりたいところですが、良い意味で「今の明治は違うんやな」と思わせられました。時代の変化に適応しているというか、クレバーなトライだったと思います。


前半と打って変わり、後半の明治はFWのスピードが影を潜め、ブレイクダウン優勢の消失とともに攻撃力が激減しました。ただ、攻撃のスピードは落としましたが、ディフェンスのスピードと素早く立ち上がって次のプレーに移るリロードはあまり落とすことはなく、そこは関大や早稲田と大きく異なったところです。後半10分に同志社が逆転した時の様子から、「ミスがない限り、同志社が負ける雰囲気はない」と思ったのですが、なかなかどうして明治はさすがでした。

なぜ後半の明治の走力が鈍ったか、その理由は分かりません。単に明治のフィットネス不足かも知れませんし、早稲田戦同様、ディフェンスで同志社が消耗させていたのかも知れません。複雑な要因が重なってのことだとは思いますが、いずれにしても、明治の課題はブレイクダウンのスピードを後半も落とさないフィットネス強化と個々のパワーアップでしょう。優秀な人材を多く抱える、ポテンシャルの高さを誇るクラブです。できればS&C強化を定着させて、学生ラグビー界に新しい可能性を示してほしいところですが、いかがでしょう。

一方の同志社です。関大戦、早稲田戦と拝見しての大勝に気分の悪かろうはずはないのですが、反面リアリティーを感じられず、戸惑いを覚える自分もおりました。その点、この明治戦ではリアリティーを感じられましたので、帰路悔しさを滲ませる仲間たちとは少し違う心境でいられました。変な話ですが、どこかホッとしたんですね。

関学戦、立命戦は見ていませんが、おそらく今春の同志社は接点で差し込まれる経験が少なく、それはそれで結構なことですが、実力を測り知る相手に恵まれていなかったと思います。接点を差し込まれた時、どんな表情のラグビーを見せるのか、明治戦はそこが興味の中心でした。結論としては、明治は春の時点でも一定程度仕上げて来ましたし、その明治に対しても同志社はよくやったと思います。「よくやった」というのは単に「頑張った、お疲れさん」ではなく、「まともな相手に及第点で乗り切った」という意味です。

この試合では課題が数多く出ました。そもそも、確かな強味を持つ相手とのゲームで浮かび上がるものですから、まずはそんなチームとやれたことを喜んであげたいですね。また、春の段階とはいえ、その明治と五分にゲームを造り合えたことも喜んであげたいです。間違いなく今後に向けて、成果の多いゲームになったんじゃないでしょうか。

選手たちは今季初めて経験するスピードに戸惑ったと思います。おまけにスクラムのアドバンテージがなく、ラインアウトは完敗で、前半のほとんどの時間帯が明治のオフェンスでした。ただ、昨年の同志社でしたらおそらくもっとやられたはずで、よく4トライに抑えた上に効果的な2トライをゲットしています。表向きの流れは一見して明治でしたが、地下水脈の流れは実は同志社かも知れない。そう思えなくもない前半終了時の12点差でした。

明治はプレーの基礎がしっかりしていて、同志社は明治よりも数多くの課題を見せたと思います。今後に向けてはスクラムの選手層の厚みが求められますし、高い相手でも安定してボールを供給するラインアウトは必須アイテムです。キッキング対決では風上でも明治に負けましたし、キックしたボールの追い方では明治に著しく劣っていました。強化や整備すべき課題は多いですが、高い意識で取り組めば解決できることばかりです。

重要なのは、前半明治に許した4トライを2トライ以下に抑えるディフェンスの強化ですね。そうなれば大学選手権のセカンド・ステージ2勝が見えてきそうです。さらにノートライに抑えられるようになれば、3勝が視野に入るかも知れません。ただ、これはプレーの強化や整備だけでできる話ではなく、ブレイクダウンの強化があって可能になる話です。接点の強さ、スピード、スキル、フィットネスを強化し、その選手を少なくとも23人揃える層の厚みを持つ。獲得するには高い意識以上の「覚悟」が求められそうです。選手の覚悟はもちろんのこと、クラブの覚悟が試されるところかも知れません。

晴れて3勝が視野に入れば、自ずと見える風景も違ってくるでしょう。その時は新たな登るべき山の勇姿に心を震わせ、ピークや下界の風景を楽しんでください。既に筑波や東海は違う風景を楽しんでいるように見えますし、帝京は間違いなく、さらに違った風景を楽しんでいるようです。

今季の学生たちのポテンシャルを歓びつつ、今春の好成績を祝します。



【番外】

明治の指導陣がレフェリングに対して、外野から大きな声でアピールをしていました。ラグビーにおいて、レフェリングへのアピールは即ち異議申立てで、クレームと同値です。私は外から声で指示を送ことにも違和感を覚えるタイプなので、彼らのこの行いには違和感以上の反感、嫌悪感を覚えました。

時代の流れで、指導陣のパフォーマンスが許される風潮があるのかも知れません。ただ、時計が動いている間はレフェリーと両チームの30人だけで成立するのがラグビーであることは、おそらく今も変わらないはずです。それがレフェリーを差し置いて、他でもない指導者がゲームを支配するが如きパフォーマンスを見せるのを私は許容できません。

おそらくポリシーが異なるので彼らには期待しません。ただ、私の目には「明治の金看板に糞を塗りつける行為」に映っています。あれが明治の文化ならとやかく言えません。ただ、もしそうでないのであれば、あのようなパフォーマンスを野放しにする学生諸君には今一度の反省を求めたいと思います。


一服の清涼剤はいかかですぅ?

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Posted on 12:18 [edit]

category: 観戦レポート

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