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2014

10/18

Sat.

2014関西大学Aリーグ天理大学戦(10月5日) 

■関西大学Aリーグ  
10月5日(日)天理大学戦
■花園第一グラウンド
■天候: 曇り一時雨
■風: 前半風上、後半風下
■結果:  D30-19R

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今年も関西リーグの開幕、おめでとうございます。

この日は午後1時ごろに競技場に入りました。グラウンドでは立命-大体大戦が後半に入っても競っていて、立命がFWでやられている印象がありました。ただ、体大のミスなのか立命の踏ん張りなのか、立命ゴール前の最後の決め所で大きく切り返されて体大が勝機を失っていました。関西でありがちな光景ですが、ふと「やっぱり今年も関西やな~」と思いました。

この日の私の興味は摂南-京産大戦と同志社-天理大戦にありました。摂南を応援される方たちに見計らっていただいた頃合いで、立命-大体大戦を切り上げ第2グラウンドに移動しました。TV録画を用意してきた同志社-天理大戦の観戦は摂南-京産大戦の前半次第、14時での気分任せで第1Gに戻るか、そのまま第2Gに居座り続けるか決める予定でした。

こういう観戦プランを組めるのは第1Gと第2Gで開始時刻を30分ずらされた、関西協会の粋なお計らいがあればこそですね。開始時刻をずらすのはさほど難しい変更ではないように想像しますが、これまでずっとそうされなかったことを考えると、意外に簡単なことでもないのでしょう。世の中、長く続いたイベントほど前例の踏襲がベースになるもので、必要性を感じて、変える意志がないところに変更は起こりません。

これまで通りでも何処からも文句が出ないところで、関西協会は今年初めて試合開始時刻の変更をされました。そのことを必要だと感じ、明確な意志を持って変えられたんですね。おそらく、その必要性の軸になっているのは「ファンの利便性」なのでしょう。昨年からスタートしたレフリング検証申請制度も同様ですね。その必要性の軸は「競技者の利便性」辺りでしょうか。

自分の土俵だけで考えると新たな必要性については鈍感になるものですが、ファンや競技者など、相手の土俵で考えると必要性に敏感になり、それを自分の土俵で勝負すれば変化は起きる。その良いお手本のような気がします。自分の土俵だけで考えるのと、まずは相手の土俵で考えるのとでは真逆でして、もし後者が関西協会の文化になれば、今後いろいろなアイディアが出され、さまざま行動が起こされそうです。

内部スタッフだけではなく、外部の協力も得ながらいろいろ形にし、その過程でさらに多くの人々に心が動くことの楽しさを知らしめて行く。2013年から就任された坂田会長のお人柄、そして僭越ですが、経営能力の優秀さが伝わってくるようです。


京産大はなかなか好いチームに上げてこられましたと思いました。前半だけの観戦になりましたが、攻防ともにスピーディで、特にディフェンスはシステマティックというんでしょうか、組織性を感じさせてくれました。ラインの人数を減らさず、素早いタックルを繰り出し続けることで、留学生を前に出してオフロード・パスやラックからの速いパス・アウトを狙う摂南の攻撃力を削ぎました。

私の場合は好チーム=強いではありませんで、彼らが強いのか弱いのかは分かりません。京産のディフェンスが持ちこたえるかどうかは相手の攻撃力次第です。当然、攻撃力の強い相手には破られるでしょう。今後、すべての対戦相手に破られなければ、結果として学生日本一です。

余談になってしまいますが、極めて相対的に対戦相手と勝敗を決めるのがラグビーです。強いか弱いかの絶対評価をいち早く気にされる方が多いですが、そもそもラグビーは絶対評価には馴染まないスポーツだと思っています。たとえば、近年非常に強化された日本代表は国内最高レベルで「強い」ですが、世界ランクでは10位前後ですので口の悪いファンがいれば「弱い」と評価するかも知れません。

関西リーグの枠組み、8校の中でどのチームが強いか弱いは秋が深まれば概ね出ます。勝敗予想がファンの大きな楽しみのひとつなのは否定しません。私も以前は「今年の同志社は強いのか弱いのか」にメッチャこだわりました。ところが、このごろは枯れてきたのか「好いチームかどうか」に心が響くようになりました。

余談はまだ続きます、すみません。長くラグビーに接していると、所詮は個々人の主観、好みに過ぎないのですが、好いチームかどうかの違いは感じ取るようになるものですね。私の場合、ディフェンスに不安を抱えるチームは好みではなく、好いチームとは思いません。

「関東は相手の良いところを潰すラグビー、関西はお互い良いところを出し合うラグビー」と関東・関西の大学ラグビーの違いを表す人が以前はいました。20世紀末辺りのことでしたが、ここ最近でも関西リーグでは、ディフェンスよりもオフェンス重視のラグビーが展開されてきた感があります。

攻撃時間を多くすることでディフェンス時間を減らし、その不安をカバーする。古くはこういうチームでも好成績を残せる時代がありました。しかし、ディフェンス技術が格段に進歩した現代ではもはや通用しませんし、各地域トップのリーグでは通用させてはならないとも思います。そいういう意味でタイプは異なりますが、数年前の天理、昨年の立命、もちろん関東強豪は好チームと思いますし、この日の京産も頑張ってほしいと思います。

京産大と接戦した摂南も面白い存在ですね。ディフェンスは京産ほど組織性は感じませんが、個々に粘りがありました。留学生を参加させるという点で関西では先進チームです。是非、彼らの能力をうまく活用して、継続して関西の強化に貢献してほしいですね。2年ぶりのAリーグ復帰チームとして敗戦は残念でしたが、良いの滑り出しと見ることもできそうです。京産戦のようにAリーグの力をしっかり体感して、レベルアップにつなげてほしいと思っています。


やはり競技場観戦には、テレビ画面では知り得ない空気があります。今年の同志社の空気、今年の天理の空気、そして対戦の空気を感じたくて、結局14時にはバック・スタンドの上方、グラウンド全体を俯瞰するポジションに移動しました。メイン・スタンドの壁や屋根に反響する声援や応援が迫ってきて、久しぶりのバック・スタンドはなかなか良かったです。

天理-同志社戦は同志社がディフェンス一本で勝ったと思いました。甘いものではないと知りつつ申しますが、この日のディフェンスを残り試合すべてやり切ることができるなら、関西リーグは大火傷することなく、優位に乗り切れるんじゃないでしょうか。そう思わせられるくらいに、関西標準を超える匂いのするディフェンスでした。

密集周辺から天理CTB辺りまでのディフェンスは完璧でした。天理のボール・キャリアーをタックル・ポイントで止めるだけでなく、脚をかいて押し込む意識、踏み込んで接点をドミネートする意識が高く、天理から攻撃テンポを完全に奪い取ってしまいました。

天理は速いFWに優秀なCTBを絡めた攻撃でディフェンス・ラインを下げさせ、可能ならオフロード・パス、ラックになれば速い球出しで縦横に相手混乱させるチームだと思います。しかし、この日の同志社はオフロード・パスはおろか、ラックの球出しもスムーズにさせず、彼らの攻撃の芽を完全に摘み取りました。低い姿勢で素早く前に出て天理のスペースを奪い、「的確なドミネート・タックル」(明大3年須藤君のコメント)によってディフェンス側でありながら、ラックの争奪戦をイーブンに近い状態に持ち込んだのです。

攻撃のスペースが奪われると当然、ボール・キャリアーは自由を制限され、判断の時間的余裕を失い、ラン、パス、オフロード・パス、後続プレーヤーのリップ、ラック、モール、キック等々の選択肢がラックかキックくらいに制限されるものですが、この日の天理は前半台風接近の影響でキックの選択肢も奪われ、苦しい状況に追い込まれたように思います。

もし、天理が前半風上だったらこの試合はどうなっていたでしょう。同志社ディフェンスが攻撃的に機能したのは同じだと思いますが、このゲーム前半のように完璧に封じることができたかどうか。また、通常の気象条件下ではどうだったでしょうか。興味の残るところですね。


近年のラグビーは以前ほど攻撃と防御の区別がなく、ボールを持っているかいないかの違いだけで、要するにラインをどれだけ速く、しかも強く出せるかがポイントのような気がしています。つまり、ディフェンス時は一応のピンチではあるものの、速く、強いラインのプレッシャーがあれば攻撃側のミスで瞬時に立場が切り替わり、その切り替わりの局面で速く、強い攻撃ラインを前に出すことができれば大きな得点源にできるわけです。関東方面の強豪チームはずいぶん以前から強いディフェンスを装備し、ターンオーバーからの切り返しを得点源の柱にしてきました。

その観点からしますと、速く、強いディフェンス時比べて、オフェンス時の同志社ラインはさほどでもありませんでした。同志社は4つのトライを挙げましたが、その内訳はラインアウト→モールを起点にしたもの、相手ゴール前でのSHへのキック・チャージ、スクラムの認定トライ、そして後半のディフェンスからの切り返しトライです。

前半、ほとんどの時間帯で天理オフェンスを封じた割りには切り返しのトライが少なく、得点力とその内容に淋しさが残りますね。ただ、実はこの傾向、この日に始まったことではなくここ数年続いていることでして、今年の春も解消されていませんでした。攻撃時間、ボール保持時間の割りには得点力が低い、ひと口に表現するなら「労多くして、実り少ない」攻撃イメージです。

オフロード・パス等、最短距離のタテ突破を重視するチームが多い中、それを目指しておられるのかどうかは分かりませんが、同志社はヨコ展開のラック主体のように見えます。相手FWをスイープするくらいに意図的で速く、強いラックであれば面白いですが、関西リーグでもそれなりにディフェンス力は上がってきましたので、相当磨きを掛けないとラックは相手を圧倒する速攻にはつながらなくなったように見えます。そのせいでしょうか。ディフェンスからの切り返しという圧倒的優位な状況でも、なかなかトライに結びつくことが少ないように思います。ただし、これはもちろん相手ディフェンスとの兼ね合いですので、この日のような速くて走力ある天理ディフェンスから簡単に得点できないのも分かります。ただ、せっかく上位を目指せるのに・・・・・の残念感は否めません。

また、攻防の切り替え時には判断スピードと正しさの確度に加えて、周囲が反応する高いレベルの連携力も求められますね。これはセットプレーからのお決まりのシステムの連携力とは異なり、ラインの攻防から生まれる不確実性への対応力、チャンスを拡げる判断スピードと正確性、連携力です。ここを関西リーグ中にどう鍛えるか、その結果は大学選手権での結果にもつながっているように思います。

そういう意味では後半、ディフェンスの切り返しで取ったトライはナイスでした。このトライ、最後の場面では3人のファイン・プレーが絡んでいましたね。左中間辺りのラックからBK、FWを混じえたパスでボールは右中間へ大きく移動。遅れ気味の天理ラインで届きそうなのは2番、11番だけ、同志社ラインの端はボール・キャリアーの15番崎口銀ちゃん、次に2番東君、大外が14番松井君の3人でした。天理2番は銀ちゃんと東君をケア、ここで東君はボールを貰える位置を好走、銀ちゃんは東君、松井君どちらにパスするのか、それともそのままランで行くのかを見せずに天理との間合いを詰めます。大外にいた天理11番君は銀ちゃんと東君の動きに引っ張られ、一瞬松井君をフリーにした結果、パスを貰った松井君に抜かれました。数的優位の状況では抜けて当たり前なのかも知れませんが、3人の判断力が光るプレーだったと思っています。

ちなみに、松井君は天理11番君を抜いたあと、さらに最後のディフェンスを抜いてトライしましたが、この場面は彼ならではの競技能力でして、他の選手ならもう1つ繋ぎのプレーが必要になったかも知れませんね。ただその場合でも、末永君が素晴らしいスピードで「次」をケアしていました。この辺りも好い判断力と姿勢だと思います。


前半終了した時点では、「後半25分から同志社がどれだけ動けるのか」が私の興味の中心になりました。風下に回った後半は徐々に差を詰められての残り15分でしたが、グラウンド全体を俯瞰する位置からは天理の選手の消耗が目につきました。同志社ディフェンスと向かい風に苦しめらた前半の消耗、それがここに来て出たのかなと思いました。冒頭、「天理-同志社戦は同志社がディフェンス一本で勝った」と申しましたが、そう思う第一の理由はここにあります。逆に天理のようなチームからすれば、消耗戦で負けたのが一番悔しく、修正に燃える部分かも知れません。


最後になりましたが、同志社がシーズン最初から優秀なディフェンスを見せたことを嬉しく思います。中尾監督以前の同志社は攻撃偏重でしたから論外ですが、中尾監督、宮本監督、山神監督期のどれをとっても、シーズン最初からとなるとこれまでなかったことだと思います。クボタ時代から前に出るディフェンスを標榜して来られた山神監督ですが、この日はそのエッセンスの一滴のようなゲームになりました。今春の同志社ディフェンスは全体的に悪くなかったですが、それを脱関西の匂いがするところまで上げて来られました。

おめでとうございます。

(久しぶりで冗長な文章になったかも知れません。お聞き苦しければ、お許しください)


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Posted on 19:16 [edit]

category: 同志社ラグビー

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