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2011

10/27

Thu.

ジュニアの諸君、いざ!敵地へ 

ジュニアのリーグ戦はひと足先に大詰めを迎える。
リーグ戦順位は週末同志社が関学に勝つと、
当該校同士の得失点差で決まるということなので、
先日、DSN計算力達者チームで集計していただいたところ、
現在、関学が+28、同志社が-7、立命が-21ということだ。

つまり、10月29日(土)の関学Gで、
同志社が18点差をつけて勝利すれば、
ODDリーグ1位通過で
決勝トーナメントへ進む!


幸運にも、土曜日に選ばれるジュニアメンバーは、
同志社代表のプライドを胸に、
リーグ1位通過を勝ち取ってください。


関学Gへ応援に駆け付けるとともに、
18点差以上の勝利をゴチになります!
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category: 同志社ラグビー

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2011

10/25

Tue.

2011関西大学Aリーグ関西学院大学戦 

■関西大学Aリーグ関西学院大学戦
■2011年10月23日(日)
■宝が池球技場
■天候 曇り
■風:前半やや風下
■結果: D32-31T

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前の晩から「やっとかなきゃ」と思っていたテレビ中継の録画準備を、宝が池に着いてから思い出すというボケボケぶりのお陰で、同志社前半の良い意味での「ヤバイ」トライをまだ詳しく見られていない。ここ数年、競技場でリアルなゲームを見慣れたせいか、録画しても以前ほど詳しく見直さなくなったものだが、このゲームの同志社のトライは見直すのを本当に楽しみにしている。今晩の再放送はちゃんと録画予約したからね。我が家の娘さんたち、録画希望に乱入しないでね、お願い!

今年のチームは本当に面白い。
天理戦は別格として、近大戦、体大戦と酷評しちゃうと一種陳腐なゲームだった。ただそれでも、なんとなく同志社の香りはしていた。だから「鰻の蒲焼をどこかで焼いてる、その匂いだけでご飯をいただく」てな感じで一応お腹は勝利でイッパイだったんだけど、ファンは身勝手で貪欲な生き物だからね。「本物の鰻を食べたいな~」と口にする、しないの違いはあっても、たぶんみんな思ってるはずなんですね。

そういう意味では前半20分までの極上鰻、ゴチになっちゃって有難うございました。なんだかとんでもないトライの連続で、関学の選手たちの頭の中がクルクルしていたようですが、観てるオイラもクルクルして、同志社の動きを追い切れなかった。ホント、何か魔法にかかったような感じ。自分のメモを見返しても何となくで、正海君の長・中・短・超短パスを繰り出す姿と2番日野君がラインブレイクする姿しか思い出せない。
ちなみに、ずっと以前、確かな料理人の方に「美味しい料理は、味を思い出せないものです。思い出せるのは『美味しかった』という感覚だけでね。味を思い出せる料理は、もしかして下品な料理かも知れません」と教わったことがある。本当に美味しい料理も、本当に美味しいトライも、味わう瞬間はひょっとしたら夢見心地なのかも知れない。


前半3分、15番正海君のすんばらしいタッチキックに度肝を抜かれた。
ボールが凄い回転力でミサイルのように飛んで行くんだもの。これはフレイザーコーチ効果かな。

この正海君。
パス能力の凄さに併せて、相手選手の動きを見、瞬時に判断し、それを成功させる能力が半端なく凄い。あとはタテを突くなり、タテを突くふりなりの攻撃時の選択肢を増やすことで、相手にとって「よりデンジャラスな男」になっていただいたり、ディフェンスの強さを身に付けていただければ、学生レベルだと「同志社のトニー・ブラウン、いや正海智大です」になっていただけるかも。
正海さん、チャンスですよ、ここだけの話。


つい数週間前までAもBもCも、相手リスタートキックへの対処がまずくて、連続攻撃権を自ら放棄している姿が目についたが、随分改善されたのか、この試合ではミスはなかったんじゃないかな。同時にこちらのリスタートキックは絶妙で、5番冨田君、4番平岡君のロックコンビでマイボールにすることが多かったように思う。望月雄太さんがおられた頃のような、リスタートの強さがチームの武器になってくれれば嬉しいですね。

相手の攻撃を受け始めると浮き足立つのは、相変わらずの克服必須の課題ですね。ディフェンスラインが気持ち前へ出た時は関学もミスしていたが、完全に受けてしまうと「あ、これはトライ取られるわ」と先行きが見えそうなくらいに前に出なくなる。また、せっかく何とかマイボールにしても、ミスですぐ相手にボールをプレゼントするという、気前の良い悪い癖も相変わらずかと。後半早々、関学は「攻めたら行けるやん」の手応えを確実にしたはずで、そこからは完全に流れが変わっちゃって、同志社は結局、最後まで流れを取り戻せなかった。ディフェンスを早めに止められなかった分、同志社は体力、精神力の不要な消耗をしましたね。

ただそんな中でも後半19分かな。「8点差狙い」のPG選択の判断は素晴らしかった。
それまで完全に浮き足立っていた選手が、PG成功後明らかにしばらく落ち着いたから。今回はその後も流れを取り戻せなかったわけですが、落ち着きを失った状況にも関わらず冷静な判断が出来たことは、本当にファインプレーだったと思う。今後は、流れを引き戻せるチームへと強化してくれれば良いだけのことですから。

ノーサイド後、バックスタンドへ挨拶に来てくれた選手たち。
オイラからは少し離れてたけど、負けたような顔をしている選手たちの中で、正海君だけ(だったと思う)が両手を挙げていた。スタンドの観客たちの安堵やら欲求不満やら、わけが分からない雰囲気を前にしての両手上げ。「負けかけたくせに、(喜んで)手を上げるとはKYか」なんて声が聴こえてきそうだが、オイラは嬉しかったです。

前半20分までに見せたヤバイくらいのパフォーマンス。
このチームは確かな何かを、確かに持っている。それを出せるか出せないか、そのためには真面目ひと筋の学生はもちろん必要だが、彼のようにヒトを食ったような、突き抜けた感じの学生のメンタリティーも絶対に必要だ。立命戦からは皆さん、どんな接戦であっても、勝てば両手を挙げて喜んでくらさいね。


さてさて、次は不気味な立命館大学。
ディフェンス面での接点というか、上半身の力が強そうで、オフェンス面では判で捺したように決まった攻撃を仕掛けてくる印象のチーム。受けて慌てて浮き足立つと、昨年のように呑み込まれる可能性ももちろんあり。ただ、前半25分、後半20分辺りからは動きがおそらく鈍るので、呑み込まれない、粘り強いディフェンスを宜しくお願いします。ゲーム開始初っ端から鰻を出していただくのももちろん結構ですが、前後半の「各後半」にたっぷり仰山出していただくのも嬉しいです。

今週末もゴチになります!



(余談)
バックスタンドでレフェリーに「ちゃんとボール見ろ!」と大声を掛けられていた御仁。
試合を中断して喧嘩できないお立場の方に対して、あれは無いんでねスカ。
オイラ、メモ取りに集中してたんでアレですけど、今度近くでお聞きしましたらたぶん年甲斐もなく食い付かせていただくと思います。今年ファンクラブに戻りましたけど、そこの会則に「観戦マナー向上に努める」とございますし。
オイラ偏狭で無茶苦茶なところがある人間ですから、もしあのレフェリーの立場なら、絶対に同志社に不利なように笛を吹いてやりますね。皆さん、ホントよく耐えてやっておられます。

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category: 観戦レポート

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2011

10/22

Sat.

2011関西大学Aリーグ天理大学戦 

■関西大学Aリーグ天理大学戦
■2011年10月16日(日)
■天理親里球技場
■天候 晴れ
■結果: D10-66T

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今週の対戦相手の天理大学。
今シーズンの天理のラグビーを拝見したことはない。しかし、菅平までわざわざ天理-早稲田戦をチェックに行かれた輪島さんのお話では、早稲田の攻撃に対しても天理のディフェンスは対応できていたそうだ。先々週の体大戦後、彼から「同志社は天理からトライを取るのは難しいと思う」とお聞きしていたが、テレビの録画観戦なので実感は伝わらないものの、確かにそのとおりの試合展開だったように思う。

余談だが、ファンの中で有名でいらっしゃる輪島さんは「予想屋」ではない。また、結果論で能書きを書かれる、いわゆる「事情通」と評される範疇の方でもない。同志社ラグビーを愛し、人間、愛する対象を前にすると自然に湧いてくる、「もっと知りたい」というモチベーションからラグビーを研究されている。
いかな恋人とはいえ、知ってしまえば興冷めしたり、もどかしさを感じたりすることもあるだろう。 また、言論で目立つと必ず自分に対するネガティブな視線に曝されるのが「人の世の常」でもある。輪島さんは同志社に関わり、黙することなく言葉を発することで生じる様々な感情と折り合いを付けながら、また折り合いを付ける際に感じる痛みを腹に収めながら歩んでおられる、稀有な同志社ファンなのだ。
否、この表現も少し違うかも知れない。輪島さんというお名前は元々ネットから生まれ、同志社ファンのネットユーザーの中で広く受け容れられたお名前である。数多ある存在感を示されたお名前の中で、なぜ彼のお名前が現在光を放っているのか。
それは同志社ラグビーが見せるその時々の姿に対して、泡沫的に場当たりの言葉を残されるのを潔しとせず、おそらく「コメントするなら、より科学的な目でコメントしよう。それが当事者に対して失礼のない在り方だろう」と思われ、実際にその道を選ばれたからではないかと思っている。
輪島さんが読者を意識しておられるのかどうが、また意識しておられるなら今はどの読者層を意識しておられるのか、それは輪島さんご自身のお考えなのでオイラには分からない。オイラに分かるのは、彼から生み出される言葉が、彼が「より科学的であろう」と志され、その通り、彼なりの研究に裏打ちされた言葉であるという事実だ。

「より科学的であろう」

彼自身がそう思われたどうかは知らないが、結果としてそうなっているのである。ここで言う「科学」とは自然科学ではなくて、社会科学のことだ。そして、世の中ではこれをジャーナリズムと呼ぶ。もちろん、彼はジャーナリストを気取られる方ではない。しかし、結果として彼はジャーナリストになっているのだ。



筑波-慶應戦をテレビ録画で見た。この筑波-慶應戦、ほぼミスがなくスピーディーな攻撃力を持つ慶應のオフェンスに対し、筑波のディフェンスラインが上がりの早さと接点の強さ、巧みさで対応。筑波は慶應の攻撃の多くをトライまで継続させず、最後はそのディフェンスラインの強みで接戦勝負を制した。余談ながら、慶應も敗れはしたもののその攻撃力は大したものだと思う。おそらく彼らは手応えはつかんでいるはずなので、今後さらにテンポアップに磨きを掛けてくるに違いない。

この関東の試合を拝見した上での天理。
天理のディフェンス力と筑波のディフェンス力は、もちろん直接の対戦を待たないとその優劣は分からないが、印象として同列にあることは間違いなさそうだ。おそらく関西で唯一、「関東標準」のラグビーができるチームだろう。昨年の天理はまだまだ未知数で、大学選手権も出たとこ勝負の感があったように思われるが、今年の天理は完成度、成熟度において、その高さは既にこの段階で素晴らしい。
近年、関学が関西リーグを連覇したが、ポテンシャル、完成度、成熟度では今年の天理には遠く及ばない。また、関学連覇の数年前までは同志社が連覇していたが、そのときの集大成である中村嘉樹主将時の同志社でも、もちろん印象に過ぎないが、ディフェンスライン、オフェンスラインの前へ出る圧力は、今年の天理の方が「関東のチームを見てるみたい」という印象で関東標準のような気がする。

一方、同志社。
近畿大学戦、大阪体育大学戦の2戦から受けた印象から、ディフェンスラインの上がりの物足りなさは多くの方が心配されていたことだろう。近大、体大の攻撃力ではなんとなく誤魔化せたが、天理戦で「ホンマもん」の圧力を受けて課題を剥き出しにされる形となった。
関西で無敵の強さを誇ったかつての同志社が、なかなか国立1勝の壁を越えられずに来たのは周知のとおりだ。その原因には「尤もなり!」とお声がかかるものから、「言い訳だ」と冷やかされるものまでいろいろありそうだが、大きな原因のひとつとして、関西リーグの試合を通して、課題を露呈させてくれるようなゲームを経験できなかったことが挙げられるように思う。
関西での圧勝は、同志社ファンからすれば他校のファンの悔しさなどどこ吹く風、オイラなど手放しで浮かれ楽しかったものだが、今から思うと日本一を目指す当事者たちにとっては痛し痒しだったに違いない。攻撃が前へ出れてしまう、そんな課題のチェックが難しいようなゲームの連続だったのだから。
そんなチームがいわば「手探り」の状態で国立に進出する。そして、シーズン初めて「ホンマもん」の圧力、関東の切磋琢磨で課題の修正過程を経てきた「ホンマもん」の圧力を受け、その場で初めて課題の露呈を経験する。チームの成長にとって欠かすことのできない課題がやっと見えたのに、それを克服する喜びも味わえず、その試合がシーズン終了を告げる最終戦となってしまう残酷さ。
今になって分かることだが、同志社の学生にとっても同志社ファンにとっても、真に残念だったのは日本一を逃し続けたことよりも、関西を圧倒するだけのポテンシャルを持っているにも関わらず、関東との試合で露呈する課題を克服し、より成長したラグビーを追究するチャンスに恵まれなかったこと、そして、ファンがその姿を見れなかったことではないだろうか。その点、関東方面の学生やファンは今も恵まれているようだ。上記の筑波も慶應も、今季さらに成長したラグビーを見せるチャンスを与えられているのだから。

「関東標準」への課題を、同志社は天理戦でたくさんもらった。その恩返しは課題の分析と克服に、「見てろよ!」の精神ではない感情で取り組み、それらを関西リーグ中に解消、大学選手権で「関東標準」のチームをぶっ倒すことに尽きる。
惜しむらくは、第2戦の体大戦までにもう少し完成度を上げておきたかったことかな。120%の力を出せてやっと接戦が想定される、そんな天理を相手に期待値より低い完成度で試合をしたのでは、あの試合展開も決して想定外ではないし、より絞り込まれた課題抽出という意味ではいかにももったいなかった気がする。でも課題が多ければ、やり甲斐もたくさんあるわけで、そう考えればハッピーかな。目指すべき今季の同志社ラグビーがあるわけですから、あと3ヶ月もあるその構築過程を、つまり濃密な青春を楽しんでください。

「やって楽しい、見て楽しい、そして勝つ」
この宮本監督が今季このコンセプトを提唱されたことは、ここ数年なかなか出にくかった「勢い」を出すという意味では大正解で、そのことはイヤーブックの西田主将はじめ4回生の言葉からもよく窺える。ただ、今季の同志社を拝見していると誤解であれば申し訳ないが、ここまでは監督の手の平の上で学生たちがうまくコロコロ転がって、そこに乗っかっているだけですべてうまく行くような、そんなムードの勢いで順調に来たような気がしないでもない。

プロジェクトの発案、企画、実行が挫折や壁に遭遇するのはホンマにホント、残酷なくらい当たり前だ。その残酷なくらいかならず遭遇する壁に出食わした時、そこで問われるのは「リーダーの指導力」と思われがちだが、現実はそんな絵に描いたように簡単ではない。リーダーの人間力だけに依存しても壁を越えるのは困難で、課題を前にしたとき真に問われるのは、プロジェクトを構成するメンバー全員の人間力なのだ。

「今季の同志社ラグビーを構築する」
このプロジェクトをここまで引っ張ってきたのは、多分に宮本監督とコーチ陣の人間力に負うところが大きかったのではないか。今回、幸いにも天理戦で多くの課題群を獲得した。4回生諸君は当然お分かりだろうが、この課題群の克服を宮本監督やコーチ陣の人間力だけに頼ってはいけない。西田主将はじめ4回生のリードの下、メンバー全員の人間力で臆することなく克服する。そうでなければ、克服作業は難しかろう。

気分一新させるという意味で、宮本監督は魔法使いにも似た人間力をお持ちだった。しかし、そんなものどこを探しても居ないように、彼は現実まで歪めてしまえる本物の魔法使いではない。
今季、同志社ラグビーに携わる学生たちは、ラグビーを謳歌している。そんなシチュエーションを学生が「嬉しい」と感じるならば、そのシチュエーションを与えてくれた人物に感謝すべきだろう。でも、その感謝の方法とは何か。

それは同志社の学生ひとりひとりが、臆することなく自分のちっぽけな人間力を持ち寄り、そのかき集まった人間力の総合力で「天理戦の課題群の克服=関東標準に近付く」という成果を、今季の同志社ラグビーにもたらすことだ。そしてそのことは取りも直さず、宮本監督はじめ指導陣が最も望まれる、また保護者の皆さんや輪島さんのような同志社ファンが最も望まれる、「学生ひとりひとりの成長」という魔法的な喜びと重なっているのである。

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category: 観戦レポート

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2011

10/06

Thu.

2011関西大学Aリーグ大阪体育大学戦 

■関西大学Aリーグ大阪体育大学戦
■2011年10月2日(日)
■鶴見緑地球技場
■天候 晴れ
■風: 影響少し 前半風上、後半風下
■結果: D37-19T

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先週の近大戦では公式戦初戦の緊張に併せて、ミルステッドさん直伝の近大ディフェンスのために攻撃リズムを出せなかった同志社。同じく先週、大体大-摂南戦を拝見した印象では、大体大のディフェンスがシステマティックという点で近大ほど完成度が高くなさそうだった。なのでこの試合前、「今日は同志社本来の攻撃力が炸裂する姿が見られるかも」と密かに期待していた。

試合開始直後の2分、大阪体大をスピードで上回った同志社が、超ワイドの攻撃ラインを形成。大阪体大の人数があからさまにショートする状況を創り出し、14番関戸航星君がトライした。

密かな期待があるところに、この学生たちがやりたいラグビーを絵に描いたかのようなトライだ。
競技場の人々も、なにがしか「オッ」と思われたのではなかろうか。私はいやが上にも、今日のゲームへの期待度がアップしていた。

ところが・・・・・だ。
大阪体大もそんなに甘くない。同志社が持ち込んでできたラック、特にBKが持ち込んだラックに対するディフェンスが、入りの人数・強さ・鋭さともに意志統一されて鍛えられていた。トライ直後の6分。波に乗ろうとする同志社が持ち込んだボールを、ラックオーバーによってターンオーバー。同志社の流れを切り、チームを落ち着かせることに彼らは成功する。

筑波-慶應戦をテレビで流し見したが、高速ラグビーを目論む慶應が、意志統一された筑波のラックディフェンスの鋭さと強さに、その攻撃力を削がれていたように思う。筑波のディフェンスは、それに加えてラインの上がりの速さがあって完成度が高い。それにも関わらず攻撃できる慶應の攻撃力も立派だったが、この試合では慶應は筑波のディフェンスに敗れたと言えそうだ。

今季の同志社も、少ない人数での継続を志向するチームだと思います。
ボールを持ち込んだ人間が我慢して立てればいいが、立てなかったときの危機管理はやっぱりほしいですね。上のレベルに行けば行くほど、接点が強く巧みなチームとの対戦になるのは必定で、しかも、上のレベルではそこにディフェンスラインの上がりの速さが加味されるわけですからね。
肉体的、精神的な消耗戦、攻撃力が相手のディフェンスに包み込まれてしまう、柔道でいえば寝技のようなラグビーに引きずり込まれるのは、球を動かすことを志向するチームは、避けられるなら、避ける方法があるなら、避けてほしいです。

前半15分、25m正面で得たPKで、PGをきちんと決めてD8-0Tとなった。
1トライ1ゴールで届かない8点差以上をキープするのは、とても合理的な選択だ。
ただ、この選択をするチームには、次の得点、できれば7点を何がなんでも取りに行って、何とか成功させてほしい。最初のトライ以上の集中力を発揮させるべき場面だと思う。ゲームの流れの面で、逆に相手の得点を許すと、目論見が外れるだけではなく、精神的に優位に立たれる可能性もある。

前半25分、ゴール前絶妙のハイパントでワンチャンスをモノにされ、D8-7T。

それにしても、大体大のゴール前ハイパントはとてもデンジャラスですね。確か後半も、もう一発ヤバイのを喰らったと思います。好いプレー、個人技だと思います。これから当たるチーム、気ぃつけや~。

前半34分、持ち込んだラックを体大にターンオーバーされかけたところ、9番下平凌也君が辛うじて球出し展開、それを11番小林大晃君のスピード、個人技でトライをもぎ取った。「チャンス!」と思った大体大FWがラックオーバーで前に出て、そこで生じた一瞬の隙。
ゲームに不確定要素が生じた局面を個人の判断力でチャンスにできる。こういうのも今季の同志社が志向する一面だと想像していますが、この場面ではトライにまで結びつけました。
これでD15-7T。

先日のJr立命戦でも心配したが、この試合までの同志社はリスタートキックの処理が甘い。
波に乗りたい大切な局面で自ら流れを手放していると思うので、相手が絶妙のキックをして来ての攻撃権放棄は相手のナイスプレーなんで仕方ないですが、そうでない場面での危機管理を何とぞ宜しくお願いします。

前半37分、D15-14T。
トライ直後のリスタートを処理ミス、直後のスクラムから大体大トライ。

直後の前半40分、同志社が絶妙のリスタートキックを繰り出し、5番冨田賢司君(?)がキャッチする好プレーから、14番関戸君がトライ。
ラインブレイクの回数で圧倒的に勝っているのにこちらはスコアできず、逆に相手にワンチャンスをモノにされて接戦。このまま前半を終了するとさすがに気色悪いところだったので、このトライがもたらした両チーム、特に同志社への精神衛生上の意味合いは決して小さくなかったかも知れない。

余計な話なのは承知の上ですが、この5~6分の間に3トライが生まれたました。
この辺り、関西リーグのゲームと関東のゲームの少し異質なところかも知れませんね。
シーズンの深まりと共に、この異質さが影を潜めますように。


後半。
両チーム同じようなプレーが展開されたが、試合展開が前半とは少し違った。

後半開始直後、ラインアウトでできた相手ラックをターンオーバーする好プレーを起点にトライ。
しかし、やはりその直後、リスタートキックの処理ミスがあって、自陣でのディフェンスに入る。
前半はここで相手にスコアされたが、後半のこの場面、20分間自陣でのディフェンスが続いたものの、我慢して後半23分のトライに結び付けた。ちなみにこのトライは前半最後から数えると、3連続トライだ。
どんな相手にも勝利を目指す上で、連続トライは成長の糧になると思う。

その後は1トライずつ取り合って、D37-21Tでノーサイド。

約20分間、自陣から抜けられなかったディフェンスタイム。
インゴールでダウンボールを防いだり、ノット・リリースをゲットしたり、相手FWのラックをオーバーしたり、ゴール前ディフェンスの集中力はなかなかのものでした。この試合に限らず、関東学院戦、豊田自動織機戦でも同様だったそうなので、今季のチームの特徴のひとつに挙げることができるのかも知れません。
次の天理戦でも似た場面がかならずあるはずなので、この特徴が特長へと進化するよう頑張って耐えてください。

第2試合の摂南-近大戦では、近大が摂南相手に完璧なディフェンスを見せた。
接点の強さの相対差で抑え込むディフェンスは関西リーグでも目にしてきたが、システムとして完成度が高いディフェンスは、あまり多くの回数を見たことがないように思う。やはりミルステッドさんはプロのコーチだ。失礼な言い方かもしれないが、費用対効果を裏切らない。いや、褒め言葉かな。

先週の同志社は、この近大ディフェンスから5トライを奪っていました。また今週の同志社は、大体大ディフェンスの上がりが厳しくないとはいえ、圧倒的な数のラインブレイクを見せました。つまり、今季の同志社が持つ攻撃力のポテンシャルの大きさを伺うことができそうです。でも、その完成、成熟はまだまだこれからの課題で、到達期待値までは相当開きがありそうですね。
この文章の冒頭辺りで「大阪体大もそんなに甘くない」と表現しましたが、「志すラグビーを構築・完成させるのは甘くない」「ラグビーの神様は甘くない」とも表現できそうです。今年確かな感触としてありそうな大きな伸び代、それを自分たちのラグビーで現実化してくれる。その姿を本当に楽しみにします。

今季の同志社が結果的にどんなコースをたどるのか。
学内の学生やファンにもどんな景色を見せてくれるのか。
特に4回生の皆さんが達成感を胸に卒業されるよう、心から祈っています。

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Posted on 16:56 [edit]

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2011

10/01

Sat.

2011関西大学Aリーグ近畿大学戦 

■関西大学Aリーグ近畿大学戦
■2011年9月25日(日)
■花園第2グラウンド
■天候 晴れ
■風: 影響あり 前半風下、後半風上
■結果: D30-15K

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遅くなってゴメン!③

観戦レポを書くのが遅くなってしまったので、アトムのレポートを先に拝見することができた。また、ネットで拾えるスポーツ・マスコミのレポートにも接することができた。それらのレポートに押しなべて共通していたのは「緒戦の緊張」だ。確かに試合後の選手たちの感想に「緊張感」という言葉が出ていたようだから、事実そうなのだろう。

ただ、どうなんだろう。現場で感じた印象は、少し違ったような気がしています。
開始直前直後の彼らにガチガチにこわばってる印象はなかったと思うし、落ち着いている中にもどっしり感があって、「同志社のプライドがグラウンドに帰ってきた」てな感じの心地良さを感じたんだけどな・・・・・。

でも、どっしり感があったにせよ、それを「同志社のプライド」と形容するのは少し違うだろうな。
関西7位を引き継ぎ、関西優勝の経験者がひとりもいないチーム。「同志社のプライド」なんて口にしたくても、まったく説得力がない状況から積み上げてきた彼らだ。あの落ち着きと自信めいた雰囲気の出所は、過去から継承した伝統のプライドなんかじゃなくて、ドン底から自分たちで積み上げ、創り上げてきたプライドだと想像するほうが自然だと思う。

「自分を信じ、仲間を信じ、自分がやってきたことを信じる」

TRUSTをベースに自分と仲間で創り上げてきたラグビー。それをいよいよ関西リーグ公式戦で出す。自分たちには信じて出すプレー、信じて出せるラグビーが確かにあって、それを出し切れば負けることはない。そんな自信、否、全員にみなぎるTRUSTが、観客であるオイラの目に、プライドめいたものとして映ったのかも知れない。

この試合。さすがは昨年3位+さすがはミルステッドさん。
近大は全般を通して、好感度の高いチームだった。DSN仲間が試合中に感想をもらしたが、両チームともラグビーの方向性が本当に似た者同士だ。ただ、えこ贔屓かも知れないが、たぶん同志社の方がスケールが大きい。それはBKのポテンシャルの高さからも言える。


前半開始早々4分ごろ、同志社はPGを選択した。
そこそこ旧い同志社ファンには、同志社が関西リーグでPGを狙うことについて、ネガティブな印象を受けられる方が多い。敵陣で得たPK。トライ狙いは積極的だが、PG狙いは消極的だといったところなのだ。かつて関西リーグでは圧勝が当然だった時代の置き土産だが、この思考回路はオイラの中にも確かに残っている。PGを狙うと、「ほ~!」とか「え?狙うの」とか「狙うんかい!」とか、観客席からツッコミが出るのは、ひょっとしたら全国でも同志社だけかも知れないぞ。

このPG選択は、冷静で好い判断だったと思う。
去年の初戦はそれこそ同志社のプライドと顔で同じ相手に勝った。しかし今年は、何と言っても関西7位の立場での初戦だ。秘めた自信はあるにしても、強さが公式戦で実証されたわけではない。
まず得点することでチームの不安感を軽減し、メンバーが試合に集中できるようにする。そして次の展開として、さらに得点で先行し早く試合の帰趨を決めてしまい、その後は自分たちのラグビーをのびのび展開できる状況を作り出す。そのための第一歩の3点だ。

おそらく西田キャプテンの判断なのだろう。繰り返しになるが、冷静な好い判断だったと思う。ただ残念ながら、次のリスタートキックから間髪を入れずに同点PGを許したことが誤算だった。この試合、同志社に気持ちの上で「固くなった」ということがあったのなら、このあっという間の同点と次の7点にやられたのかも知れない。

前半10分すぎ、近大にゴール前まで攻め込まれ、TRUSTディフェンスで凌いだボールがタッチラインを割る。そのマイボールラインアウトをクイックスローインしたが、逆に攻め込まれてゴールラインを割られてしまった。
D3-10K。
このクイックスローイン。田辺の練習試合などで今シーズンよく見る。相手のディフェンスが揃う前に、スキあらばロングゲインを狙うプレーだと思うが、この場面、リスキーな自陣ゴール前でのプレーだったにしても、積極的な面白い判断だと思う。ただ、公式戦の初戦ということで少し事情が違ったかも知れない。
セットプレーのラインアウトで落ち着いた守りをイメージする選手もいれば、田辺の練習試合同様クイックスローをイメージする選手もいたりで、かならずしも選手の判断が一致しなかったかな。リスキーな場所で積極的に仕掛ける時は、完璧な意思統一が求められると思う。でも積極的に行った上でのミスなんで、精度とカバーリングさえ改善すれば全然OKだと思う。

このトライと後半5分に近大が3点差(D18-15K)に迫ったトライ、この2つのトライがゲームに及ぼした影響は大きかったように思う。前半終了時点でD18-10K。後半先に同志社がスコアすれば、もう少しのびのびと自分たちのラグビーを展開できたろう。でも残念ながら、この日の同志社はその分水嶺で流れを自分側に引き込めず、堅い試合運びにならざるを得なかった。
ただ、堅い試合運びといってもそこは今季の同志社。裏SO、15番正海智大君が操るバック3、BKラインは本当にワクワク感がある。近大ディフェンスの対応力と試合の流れでトライには至らなかったが、次の体大戦では早く試合の流れをモノにして、パフォーマンスが炸裂するのをメッチャ楽しみにしてます。

他にも、近大が後半先にトライしたあとも良いリズムで攻め続けていた後半15分ごろ、13番西田悠人主将がナイスタックルでその流れに水を差したり、その5分後、12番小林大晃君が立ったまま相手ボールを奪い取ってトライに結びつけたりと見所は随所にありました。

TRUSTディフェンスは観客にも信頼感を与えてくれるようだ。選手間のTRUSTも観客に伝わるようで、今季のチームは精神的にガタガタと崩れる心配がなく、この試合中、負ける気配はまったくしなかった。そのあたりは、反則数の差によく表れていると思う。

それにしても、ミルステッドコーチはすごい。やはり彼は、結果を出してナンボのプロのコーチなのだ。インターネットで拾った話だが、「近大のFWのリアクションが速く、エリアマネジメントがしっかりしていると感心していたら、グラウンド横で選手に声を掛け続けていたのがミルステッドコーチだった。選手とラグビーを愛している感じが伝わってきてすごい」と菅平で立教-近大戦を見られた方がブログに書いておられる。

「初戦ということで固かった。本来の実力の3割くらいしか出せなかった」
これは同志社アトムのインタビューでの西田主将の言葉だ。
出せなかった7割分の実力は、すべてが初戦の緊張のせいではない。少なくとも3割は近大の力によるものだと思うが、いかがだろうか。

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Posted on 19:54 [edit]

category: 観戦レポート

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